4日、ミュージカル「アンナ・カレーニナ」の公開リハーサルが行われ、主役の一路真輝らが取材に応じた。

<フォト>一路真輝、「アンナ・カレーニナ」公開稽古、囲み取材の様子

 1992年にブロードウェイで初上演された「アンナ・カレーニナ」は、2006年に一路真輝の主役で日本上陸。
当時から高い人気を誇っていた一路版だが、3度めとなる今回の公演を持って最後となる。

 この日の公開リハーサル前に取材に応じたのは、一路と、伊礼彼方、葛山慎吾の3人。「3度目でファイナル公演なので、今までの集大成をお見せ出来ればと思います」と一路が語れば、最初の公演から相手役を務めてきた葛山も「同じ役を3回もやらせていただき、大変勉強になりました。最後なので目一杯楽しんでやろうと思います」と、決意を語る。前回の公演から参加した伊礼は、「一路さん、集大成ってなんですか? 」と突っ込みながら、「前回の公演から2年間の成長が、舞台上に出ればいいですね」と語るなど、チームワークの良さを披露。

 初回公演から7年、この間、内野聖陽との結婚、出産、離婚を経験してきた一路は、「私は色々ありましたから(笑)、本当に取り組み方が全然違いますね。でも、逆に新作の初演のような気持ちでできるので、すごく楽しいです」と、吹っ切れた表情。今回が最終公演になった理由を聞かれると、「私が決めたわけじゃないですが(笑)、多分実質最後だと思います」という頼りない答えが。これを聞いた伊礼は、「最後と言っておいて、もう1回やるという…」とすかさず突っ込めば、「原因はアンナの年齢ですかね、スミマセン(笑)」という迷回答(?)も飛び出した。

 「今回は少し女性目線を強くして、女性から見てちょっと辛いけれどあんな生き方も羨ましいねという作品に変えたいと考えました。アンナにすごく共感できると思います」と、自信に満ちた表情の一路。「本当にこれが最後の公演になると思います。
全員が全身全霊で、お客様に満足していただける舞台を作ろうと思っているので、是非見に来てください!」と、PRした。

 ミュージカル「アンナ・カレーニナ」は、2月5日(火)~17日(日)東京・ル・テアトル銀座byPARCO、3月2日(土)~3日(日)大坂・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月16日(土)~17日(日)名古屋・名鉄ホールにて上演。
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