ハロー!プロジェクトメンバーの真野恵里菜が23日、東京・中野サンプラザにてハロー!プロジェクトからの卒業ライブを開催し、ハロプロメンバーで親交の深かったBerryz工房嗣永桃子と℃ーuteの矢島舞美がサプライズ登場し、真野の次なるのテージへの旅立ちを見届けた。

<フォト>真野恵里菜、ハロプロ卒業ライブでデビュー曲から最新曲まで熱唱

 2006年に14歳で「ハロプロエッグオーディション」に合格して、吉澤ひとみ石川梨華らのユニット「音楽ガッタス」に参加。
2008年からソロでインディーズデビュー、翌年シングル「乙女の祈り」でメジャーデビューを果たす。現在のハロプロ内では唯一のソロアーティストとしてアイドル活動をしながら、映画や舞台なども経験を積んできた。

 2006年6月にメジャーデビュー2ヶ月で単独のデビューコンサートを開催した思い出の場所で開催された本公演は、1曲目のメジャーデビュー曲「乙女の祈り」のピアノ弾き語りが始まると、会場は真野のイメージカラーでもある赤いペンライトで埋め尽くされた。4年間の集大成とも言える懐かしい曲から最新シングル、そしてこれまで見せたことのないダンスショーまでメドレーを含めて27曲を熱唱した。

 公演中は元気いっぱいに歌っていた真野だが、アンコールでインディーズデビュー曲の「マノピアノ」を再びピアノの弾き語りで歌い切ると、涙が溢れた。「どうしてもソロになってからさみしいという気持ちはあったんですが、こうしてライブがあれば、会いに来てくれる“まのフレ”(ファン)がいて、ひとりじゃないというのを実感できました」とファンへ感謝。「嬉しいこと、悲しいこと、寂しいこともあったけど、すべて今日につながっていたんだと思うとたくさんのいい経験をさせていただいたと思います」とこれまでを振り返り深々を御礼をした。

 また、ハロプロメンバーで仲良しの嗣永、矢島がサプライズで登場し、真野の卒業を祝い、エールを送った。嗣永は「これからお芝居を中心に活躍する真野ちゃんをももちはこれからも応援します。いつかドラマの番宣番組で、現役アイドル時代に仲良かった友達として、ももちのこと呼んでください」と会場を笑わせた。矢島は、「真野ちゃんはひとりですごいパワーを出して凄かったよ。尊敬しています」と真野と一緒に涙をこぼした。


 最後は、笑顔で「My Days for You」を歌い切り、「これからもよろくね!」とファンに伝え、ハロー!プロジェクトとして最後のステージの幕を閉じた。

 ハロプロ卒業後は、演技の場を活動の中心とし、4月からテレビ東京系新ドラマ「みんな!エスパーだよ!」(演出:園子温)にヒロイン役で出演することが決まっている。
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