現在、Eテレで放送中の海外ドラマ「ビクトリアス」のロビー役、マット・ベネットが来日。プライベートで旅行中とのことだったが、その合間をぬって本作の日本語版制作の現場を訪問したベネットに、撮影の舞台裏や役作りについて直撃インタビューを行った。


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 「ずっと日本のカルチャーが大好きでした」と語ったベネット。今回、来日した理由についても「(ロサンゼルスで)きゃりーぱみゅぱみゅのコンサートに行って、その興味がますます強くなったから」と明かす。「ビデオゲームから食べ物、三池崇監督や黒澤明監督の映画、『デスノート』や『ワンピース』などのアニメに至るまで、大好きなんです」とのことだ。

 現在、自身が出演する「ビクトリアス」が日本で放送されていることについて「ワクワクしました!僕自身が日本が大好きなので、そのカルチャーの一部分に自分が入れるわけですから」。

 「ビクトリアス」とは、米・ニコロデオンで放送、日本ではNHKEテレで2012年10月より放送中の学園コメディー。ひょんなことからハリウッドの芸術高校に通うことになった主人公トリーが、あこがれの学校に入って喜んだのもつかの間、個性的すぎるクラスメートに囲まれ波乱万丈な日常を過ごすというもの。


 ベネットが演じるロビーという少年は、パペットの“レックス”といつも一緒にいるトリーのクラスメイト。シャイでちょっと変わってるが、心やさしい少年という役である。

 「当初ロビーの役は漠然としか設定されておらず、シリーズが進むにつれ、脚本家やプロデューサーのダン・シュナイダーと話しあいながら、進化させてきました」と語るベネット。「オーディションの時に、ダンから突然『ちなみに、君の役、パペットを連れているから!』と言い渡され、思わず『なんだって!?』と聞き返してしまいました(笑)」と当時を振り返る。

 また、パペットの“レックス”はロビーが言えないこと、できないことを実現する存在だと話すベネット。今後のレックス(ロビー)について「もっとヘンな存在になっていきますよ!そのたびにロビーはトラブルに巻き込まれていくんです」と暴露する。


 最後に、もしロビーとレックスが日本へやってくる、というエピソードがあったら?と聞くと「レックスは、ロビーをホテルの部屋かどこかに閉じ込めて、自分だけで楽しいことをしに出かけたりするんじゃないかと思いますね。で、レックスが猫カフェに行って、猫に食われちゃうとか!?(笑)」と語り、「実際、僕も猫カフェに行ってみたいと思ってるんです」と笑顔で今後の予定を教えてくれた。

 「ビクトリアス」は、NHK Eテレにて毎週水曜日 午後7時25分から放送中