堂本剛が4日、都内で行われたTBS系主演ドラマ『天魔さんがゆく』制作発表に監督・脚本を担当する福田雄一と共に出席した。

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 本作は、TBS初のホラーコメディドラマで、2009年春放送の『帰ってこさせられた33分探偵』で堂本とタッグを組んだ福田が脚本と演出を手がけるオリジナル作品。
共演者には、川口春奈皆川猿時芹那佐藤二朗、森崎博之ら個性的な俳優がそろう。また、監督には『SRサイタマノラッパー』の入江悠も担当する。

 『勇者ヨシヒコ』シリーズや『コドモ警察』『俺はまだ本気をだしてないだけ』など話題作を作り続けている福田は、本作について「見紛うことなくゴーストバスターズのパクリです」と断言。企画段階からネタ出し等を福田と一緒に行ってきたという堂本は、「パクリ」宣言に隣でうなずきながら意味深な微笑みを浮かべた。また、撮影現場は笑いが絶えず和気あいあいとしているらしく、キャスト同士の会話の中からネタを引きだし、脚本に組み入れていることもあるという。

 約5年ぶりのドラマ出演で、同局ドラマは『ホームドラマ!』以来、約9年ぶりとなる堂本は「自分でも、そこまでドラマをやってなかったことに気付かずに驚いた。現場に入る前は若干緊張していたが、予定されていたロケ日がかなり延びたので、ちょうどいい感覚で撮影に入れた」とクランクイン当時のことを振り返った。

 福田は「以前剛とバラエティ番組で遊園地に行ったとき、剛はお化け屋敷にもジェットコースターにも乗らなかった。どんだけ怖がりなんだと。これでは画が撮れないじゃないかと。でも、逆に“格好つけてて怖がり”って面白いなと。それで今回の企画を思いついた」と企画に至るまでのエピソードを明かした。
それに対して堂本は「そういったアトラクションには、やはり恐怖心がある。家族からは恐怖心と仕事を天秤にかけたときは『恐怖心をとれ』という風に教えられている」と強がって笑いを誘った。

 堂本はドラマの主題歌『瞬き』も担当。堂本が「自分が美しいと思った景色を携帯やカメラで記録を取ることはできるが、記憶に残るかどうかはわからない。そういう儚さを愛していきたいというテーマが沸き上がり、手繰り寄せて歌詞にした」と語ると、福田は一瞬、真顔になり「今回は人の生き死にを扱うコメディドラマ。最後に『申し訳ありませんでした』という気持ちを何かしらエンディングに伝えたいと剛に相談をした。このドラマに合った曲を作っていただいて、非常に感謝している」と絶賛した。

 ドラマ『天魔さんがゆく』は、TBS系にて7月15日(月)24時28分から放送開始。
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