男女6人の共同生活を追ったリアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ・金曜日23時放送)に出演中のキックボクサー・“ダイキ”こと宮城大樹が、16日放送分で、くも膜嚢胞(のうほう)と診断されたため、キックボクシングを引退することを発表した。

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 8月9日放送分では、脳に異常があると診断されたが、7月20日に後楽園ホールで開催された「RISE94」バンタム級(-55.0kg)王者決定戦でダニエル・ウィリアムスと対戦し、見事3-0の判定勝ちをした宮城。
そして、今回放送分では、試合後に受けた精密検査の結果、くも膜嚢胞と診断され、リングドクターから「これ以上、キックボクシングを続けさせることはできないです」と言い渡されてしまう。

 自らの病状を聞かされた宮城は茫然としながらも、「キックボクシングを続けたらどうなりますか?」「手術はできないんですか?手術すれば現役は続けられますか?」とドクターに質問したが、「手術はできるが、頭の手術をした選手は頭蓋骨の強度が弱くなるので現役続行はできない」と返されてしまう。さらに、キックボクシングの所属ジムTARGETの会長・伊藤隆氏に、病状の報告をした宮城は「自覚症状がない」と現役続行への思いを暗に伝えようとするも、会長は「話は聞いている。ドクターストップだから試合を組むことはできない」と話し、宮城に引退を決断するように促す。

 テラスハウスでは、俳優志望の菅谷哲也の20歳の誕生日パーティーが開かれたが、「こんな心境では…」と宮城は参加せず、パーティーが終わってから帰宅し、メンバーに自らの病状と引退せざるを得なくなったことを報告した。その話を聞いたメンバーが絶句するなか宮城は、「やりたいことが見つかるまで、ここにいさせて欲しい」と話した。キックボクシングで世界一を目指しながらも、志半ばで絶たれてしまった宮城は、テラスハウスのメンバーたちと共に、次の夢を探す決意することになる…。

 番組放送後、宮城はオフィシャルブログで改めて病状を報告したが「死ぬとかそういう病気ではなく、私生活にはなんの支障もないので、ぼく自身もなんで?って感じです…。でも頭に衝撃が加わる格闘技とかはドクターストップがかかってしまうみたいです…だから、ぼく自身は元気でやってるので心配しないでください」と応援してくれているファンに呼びかけた。

 今後について「今は頭のなかが真っ白で格闘技しかやってこなかったので自分になにができるかわかりませんが…テラスハウスのメンバーのみんなにも許可をとってテラスハウスで少し考える時間をもらえたのでじっくり考えていきたいと思います」と心境を明かしている。

 続けて「ぼくがテラスハウスきた理由はキックボクシングを広めたい、RISEをもっと知ってもらいたいって理由があったのですが、キックボクサーDykiとしてキックボクシングの面白さ、楽しさ、感動を伝えきれなかったのが心残りです…。でも、ほかになにかできることがあるかもしれないので、RISEに違う形で関わりたいと思ってます」とコメント。


 最後に「まだぼくになにができるか、なにをしたらいいのか、頭の中が真っ白でわかりませんが、ゆっくり考えたいと思います。どうかこれからも、宮城大樹をよろしくお願いします」と綴っている。

 『テラスハウス』はフジテレビ系にて毎週金曜日23時より放送。
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