さくらももこによる人気アニメをドラマ化したフジテレビ系『スペシャルドラマ ちびまる子ちゃん』の制作発表会見が2日都内スタジオで行われ、3代目まる子に抜擢された子役の信太真妃、お母さん役の飯島直子ヒロシ役のアンジャッシュ児嶋一哉、友蔵役のモト冬樹らが役衣裳で出席した。

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 まる子と同じ小学校3年生の信太は「まるちゃんって顔がコロコロ変わるから、その顔の演技が大変」と苦労を覗かせるものの「家族の人たちやクラスメートの皆と仲良く出来て楽しい」と順調に進む撮影を報告。
お母さん役の飯島については「普段は優しいけれど、怒るとこんなに怖いんだと思った。結構似合っている」と絶賛していた。

 同作は、同系で放送中の人気アニメを約5年半ぶりに実写化したドラマ第3弾。静岡県清水市に住む小学3年生のまる子と、その家族や友人たちの愉快な日常を描く。原作ベースのエピソードとオリジナルを合わせた全4話のオムニバスで「まる子、おじいちゃんを祝う」「まる子、席替えをする」「まる子、納豆を食べよう」「まる子とたまちゃん、風船の手紙を拾う」を送る。2006年と2007年にドラマ版が放送され、今回の第3弾では友蔵以外のさくら家のキャストが一新されている。

 肝っ玉母さん役に大抜擢された飯島は「嬉しかったけれど、私でいいの?という感じ。でも色気は元々ないので」とまんざらではない様子。モト冬樹も「昔のブイブイいっているときから知っているから、最初はえ?と思ったけれど、会ってみたら意外に合っている」とその姿に太鼓判。ヒロシ役の児嶋は「嫁さんが『ちびまる子ちゃん』の大ファンで、これまでの全仕事の中でも一番テンションが上がっていた」と誇らしげだったが「前回の実写版を見て勉強しようと思ったけれど、ヒロシ役の三村(マサカズ)さんは、ほぼ三村さんだったので全然参考にならなかった」と肩を落としていた。

 お姉ちゃん役の蒔田彩珠は信太について「本当の妹みたいで好きだけれど、お姉ちゃんはまる子に厳しいから本番では優しくしないようにするのが大変」とすっかり本物の姉妹のような関係を築いているようで、信太も「控室でも優しいし、シーンのスタンバイ中も遊んでくれる。アニメのお姉ちゃんとは大違いだけれど、演技しているときは凄く似ている」と笑顔で語っていた。


 フジテレビ系『スペシャルドラマ ちびまる子ちゃん』は10月1日19時より放送。
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