平成26年度前期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』の出演者発表会見が、18日同局で行われ、ヒロインを務める吉高由里子はじめ、伊原剛志室井滋ら出演者13名がそれぞれの意気込みを語った。

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 共演者と一緒に登壇した花子役の吉高は、「ことの重大さにようやく気づいて、ドキドキしています。
今にも肺がちぎれそうな思いです」とコメント。会場がどっと沸くと、「いえ、興奮しはじめたようでございます、ということです」と吉高自ら言葉を付け加え、「観ている方に、心にいいシミが残る作品にしたいです」と、最後まで吉高節を炸裂させていた。

 花子の生涯に渡る友人・葉山蓮子役を務める仲間由紀恵は、「この作品では、花子より8歳年上の女性を演じます。過去に、吉高さんの先生役を二度演じたことがあるので、不思議な縁を感じます」。「蓮子は、伯爵家に生まれながらも、三度の結婚を経験し、平民として自分の人生を切り拓いていくという役どころです。吉高さん演じる花子を引っ張っていく強さを表現できたら、と思います」と、吉高との仲の良さをうかがわせていた。

 一方、花子の夫である英治役を務める鈴木亮平は、「このドラマでは、花子と夫婦二人三脚で人生を歩んでいく役どころですが、ドラマさながらに吉高さんとこの長丁場を乗り切っていきたいです」と、緊張しつつも熱く語った。

 そして、花子の1つ上の兄・安東吉太郎に扮する賀来賢人は、「朝ドラは初めてですし、この作品の時代設定も、学校の授業でしか習ったことのない時代なのですが、本当にその時代を生きている人になりきって演じたいです」と本作への思いを淡々と述べた。

 さらに、この日の会見には、NHK大河ドラマ『平清盛』やフジテレビ系の『Summer Nude』で知名度を上げた、注目の俳優・窪田正孝も登壇。本作品では花子に思いを寄せる幼なじみの木場朝市役を務めるが、朝ドラは2010年の『ゲゲゲの女房』に次いで二度目の出演になる。「花子への思いを秘めながら、そっと見守る役を丁寧に演じたい」と、役者らしいコメントが印象的だった。

 『花子とアン』は、モンゴメリの名作『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和に渡る波乱万丈の半世紀を描いた作品。
脚本は、『ハケンの品格』や『Doctor‐X外科医・大門未知子』の中園ミホが手掛けることでも話題となっている。

 その他、井原剛志、室井滋、石橋蓮司、浅田美代子松本明子ともさかりえ黒木華土屋太鳳カンニング竹山らも出演が決定し登壇した。

 NHK連続テレビ小説『花子とアン』は、2014年3月31日より放送開始。
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