フジテレビ系各局で今秋に放送する実写版ドラマ『サザエさん』第4話の主要キャストが26日、撮影中の東映東京撮影所で製作発表記者会見を行った。

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 この秋、開局55周年のフジテレビが、放送開始から45年目の『サザエさん』の魅力に迫る「サザエさんウィーク」を3本柱で実施する。
おなじみのアニメと実写ドラマを、初めてひとつの番組として放送する『サザエさん』アニメとドラマで2時間半スペシャルと、10月16日から全国各地で開催する「ありがとう45周年!みんなのサザエさん展」だ。

 この日登壇した出演者は、サザエ役の観月ありさ、マスオ役の筒井道隆、波平役の片岡鶴太郎、フネ役の竹下景子と、今回から新たに加わった子役たち、カツオ役の清水錬、ワカメ役の錦辺莉沙、タラオ役の中野遥斗。

 サザエさん一家が三保の松原へ旅行し、カツオが過去へタイムスリップをするアニメ編に続きオンエアされる今回の実写版ドラマ。観月は、「サザエさんを4回も演じさせていただき、とても嬉しいです。この夏の日曜日は倍返しというとても刺激的なドラマでしたが、サザエさんで穏やかで平和な日曜日に戻したいなと思っています。ぜひ、10倍返しでいきたいですね(笑)」と、力強く打倒「半澤直樹」宣言。アニメ版は最も長く放送されているテレビアニメ番組としてギネスに認定されたが、「ギネスに認定されるようなキャラクターを演じさせていただき、光栄に思っています。子供の頃からサザエさんのアニメは見慣れていますし、サザエさんと共に育ったので、その世界観を変えずに、ますますほのぼのと可愛らしく出来るよう演じていきたいと思っています」と、役作りに向けての決意を語った。

 筒井は、「今回の子役たちは初めてですが、すぐに仲良くなれました。原作がほのぼのとした良い作品なので、そういう力があるんだと思います」と、膝の上に座らせたタラちゃん役の中野をあやしながらコメントする。

 「4年前に波平役のオファーを頂いた時には、こんな老け役をやらなければいけないのかと、正直いって心外でした」と言うのは、片岡。「当時54才でしたが、プロデューサーさんからは、波平さんも鶴太郎さんと同じ54才なのでぜひともやってくださいと言われました。
私は昭和29年の生まれですが、29年会というのがあります。安倍晋三首相、石田純一さん、ユーミン、元フジテレビの黒岩祐治神奈川県知事、フレンチの三國シェフ他の約20名のメンバーで年に何回か食事をしますが、4年前にはその会で『私たちは波平さんと同い年になりました』と言いました。29年生まれは来年には還暦を迎えますが、こうなりましたら波平をライフワークとしてずっと演じさせていただこうかと思います」と、意外な逸話を披露。

 竹下は、「暖かい磯野家に帰ってこられて、昭和に生まれ昭和に育って、本当に嬉しくホッとしています。今回は一家で長縄跳びをやることになりましたが、練習の成果を見ていただくのがほんとうに楽しみです。撮影は30日の予定なので、良い結果が出るよう毎日張り切っています」と、嬉しそうに語った。

 『サザエさん』アニメ&ドラマで2時間半SPは、フジテレビ系にて今秋放送。
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