松田翔太主演でスタートする月9ドラマ『海の上の診療所』の制作発表会見が5日、フジテレビのスタジオで開かれた。相棒役を務める武井咲藤原紀香、植野行雄(デニス)、寺島進に、NHK朝の連続テレビ小説あまちゃん』の好演も記憶に新しい福士蒼汰荒川良々が出席。
会見はそれぞれの発言の度に笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気で進み、早くも良いチームワークを感じさせた。

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 本作は、メイン演出を『Dr.コトー診療所』の中江功が担当。医者のいない瀬戸内海の島々を、50年も前から巡って医療に従事している病院船がモチーフとなり、病院並の機能を備えた船の上で、共同生活をしながら離島を巡る医師や看護婦たちの姿を描く。

 松田が扮するのは、ひょんなことから船に乗り合わせることになった医師・瀬崎航太。腕は確かだがとにかく美人に弱い。訪れる先々でマドンナに恋をしてはマドンナの抱える医療問題を解決すべく奮闘するも、結局フラれて島を後にするキャラクター。クールなイメージのある松田には新鮮な役柄だ。

 「とにかくダサくてカッコ悪い役」と松田。「俺、大丈夫かなと思うくらいさらけ出してます(笑)」といいつつ、「本来の自分もちょっと出ているかもしれません」と照れ笑いしながら「毎回デレデレした、決めない、カッコつけない航太を見てほしいです」と挨拶した。

 曲がったことが大嫌いで、航太とたびたび衝突を繰り返す、元レディース上がりとのうわさもある看護師・戸神眞子を演じる武井咲は、「とにかく眠れない日が続くんです」と中江監督に恨み節。それもそのはず、朝4時解散で朝6時集合という日もあったそうで、過酷な現場が想像できる。「本当に中江監督は鬼だなと思います」と畳みかけながらも、「それでも現場はとても楽しくて、すごくいい雰囲気です。
監督のことも信頼しています」と話し、「松田さんの頭をスリッパで叩くシーンが多いのですが(笑)、最初は躊躇しましたけど、今ではいい音が出ると気持ちがいいです」と笑わせた。

 眞子に想いを寄せ、航太を慕うマジメくんの三崎昇を演じるのは『あまちゃん』終了後、初のドラマ出演となる福士。国民的“先輩”から一転、今度は看護師役でメガネ男子姿を披露する。「ポジション的にはペットかなと」と自らの役柄を分析した福士は、「犬って感じだと思うんです。いつも航太さんの後をついてまわっています」と続け、さらに「なにか世間では“あまロス”という言葉が生まれているようですが、この作品も“海の上の診療所ロス”という言葉が生まれるくらいになればいいなと思います(笑)」とコメント。

 そんな福士に、松田は「とにかく普段から可愛いヤツなんですよ」と笑顔。「ひとりでボケてひとりでツッコんでたり。細かいところが可愛いんで、そういうところも全開にさせたいですね」と明かし、本当に可愛くて仕方ないといった感じだった。

 各回のマドンナには加藤あいAKB48卒業後初のドラマ出演となる篠田麻里子夏帆らの出演が決定している。

 『海の上の診療所』はフジテレビ系にて10月14日21時より放送スタート(初回は15分拡大)。
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