金爆、カプコンに土下座謝罪で盗作騒動に終止符も「今度はモンハンに出たい！」

　人気ビジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバーは、ツアー最終日である8日、公演を直前に控えた彼らの楽屋近くにて、新作ゲームアプリのリズムヒーローRPG『オトレンジャー』をめぐる一連の盗作疑惑騒動に関する囲み取材に応じた。

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　9月4日にカプコンが満を持してリリースした新作ゲームアプリ『オトレンジャー』。しかし、インターネット上にアップされた『オトレンジャー』のPVを見たゴールデンボンバーは、自身の楽曲『こんにちは孤独（精力戦隊オサセンジャーVer）』に酷似しているとし、9月19日、東京ゲームショウ2013のカプコンブースに怒りの乱入。カプコンに対して謝罪を要求した。そして今月3日、カプコンがゴールデンボンバーに対する謝罪ビデオレターを公開。ゴールデンボンバーからのリアクションに注目が集まっていた。

　この日がツアー最終日となるゴールデンボンバー。長いツアーを振り返って、歌広場淳は「生活の中心だったツアーが終わるので、燃え尽きた感じですね」と話し、鬼龍院翔は「楽器を弾かなくてもみんな観に来てくれるなんて不思議な気持ち。そしてありがたいなあという気持ちでいっぱい」とファンへの感謝の気持ちを語ったが、「そんなことより今日はカプコンが僕らに謝りに来るって聞いてるんだよ！」と一転、一連の盗作疑惑に対して怒りモードに。樽美酒研二らも「カプコン、来てるんだったら出てこいや！」と挑発すると、カプコン責任者の牧野氏が登場。丸刈り頭の牧野氏に対して樽美酒が「おい、どこの住職や！　850万円のベンツ代持って来ただろうな？」と詰め寄るも、牧野氏は「いえ、先にパクったのは皆さんだということが判明しました」と説明し、モニターにはカプコンの大ヒットシリーズ『ストリートファイター』のゲーム映像を完全にパクった『僕クエスト』のPVが映し出された。

　『ストリートファイター』のキャラクター、リュウに扮する鬼龍院の映像を指差し、牧野氏は「これどう見てもパクってますよね？」と問いつめると、鬼龍院は「これは柔道一直線のパロディでして…」と動揺しながら苦し紛れの言い訳に終始。言い逃れ出来なくなった鬼龍院は「すみませんでした！」とあっさりパクリを認め、「あの時は有名じゃなかったので、勝手にやってしまいました！」と謝罪。喜矢武豊が「あまりに『ストリートファイター』が好きすぎてリスペクトですよ！」などとフォローしたが、時すでに遅し。四人は跪き、「本当にすみませんでした！　許してください！」と土下座で謝罪すると、牧野氏は「じゃあ、これからは『オトレンジャー』を応援してください。皆さんを『オトレンジャー』のPR大使に任命します！」と、ここで両者の和解とともに、金爆と『オトレンジャー』の正式コラボが決定。こうして一連の盗作疑惑騒動（茶番劇!?）に終止符が打たれた。

　和解が成立して気が楽になった鬼龍院は、「今度はモンスターとしてモンハン（モンスターハンター）に出たいですね」と欲を出し、「カプコンさんと末永くお付き合いできたらいいと思ってます」と今後もカプコンとコラボしていく意欲をみせた。さらに『オトレンジャー』PR大使に任命されたことで、ベンツの850万円は一括で払えるのでは？と聞かれた樽美酒は「そんなにもらえるんですか？　ねえ、カプコンさん！　じゃあ、どれくらいもらえたかまた報告します」と話すと、メンバーからは「それはダメだろ！　やめろよ！」と激しくツッコミを受けていた。

　また、金爆とも交流があり、先日交通事故で亡くなった桜塚やっくん（本名：斎藤恭央さん）についてコメントを求められた歌広場は「桜塚やっくんさんは、全然有名じゃなかった頃の僕らのライブに来てくださったことがあって、その頃から『ずっと応援してる』って言ってくださってました。僕らも車で移動することがあるので、今回のことは本当に他人事とは思えません。謹んでお悔やみ申し上げます」と沈痛な面持ちで語り、鬼龍院も「僕らのことをブログに書いていただいたこともありました。訃報を聞いたときは信じられませんでした」と桜塚やっくんとの思い出を振り返った。
　
　iOS向けアプリ「リズムヒーローRPG『オトレンジャー』」はApp Storeにて現在好評配信中。金爆との正式コラボは10月9日から22日まで。金爆はゲーム内で使用される楽曲を2曲提供する。