現地時間11月30日に交通事故で死去したポール・ウォーカー。彼の家族を始め、多くのファンや映画関係者が現在、悲しみと向き合っている中、公私ともにポールと仲の良かった『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルが、ポールの遺族を訪ねた時の経験を自身のフェイスブックでファンと分かち合った。


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 「(ポールの訃報を)聞いてすぐに飛行機でカリフォルニアへ戻り、彼の母親の家に直行した…」とヴィン。「彼らには俺の強さが必要だと思っていたが、家に着くなり彼らの前で泣き崩れたのは俺だった。それで気づいた。彼らを必要としていたのは俺だったと」。

 「ポールの母親が俺を抱きしめ、『本当に気の毒に』と言ったんだ…。俺は言った。『気の毒に? 息子を失った母親はあなたなのに』と。すると彼女は『でもあなたは自分の片割れを失ってしまった』と言ってくれた」。

 現地時間12月8日にはファンの有志の呼びかけで、警察の誘導のもと、ポールと友人が事故で亡くなった現場付近で大規模な追悼集会が行われ、大勢のファンが集まり、弔意と共に敬意と愛を表したという。

 一方で事故の後には、検証のため大破したポルシェを当局がレッカー車で移動中に、一部のパーツを窃盗した人物がいたという。2人組の容疑者はすでに当局に逮捕されており、レッカー車が赤信号で停まった際に盗まれたポルシェのルーフパネルは回収されたとのこと。検察当局は2人を重窃盗罪と証拠改ざんの容疑で起訴する予定だという。


 TMZによると、容疑者の一人は盗んだパーツを写真に撮り、自身のインスタグラムに掲載。「ポール・ウォーカーの車の一部。赤信号で停車中のレッカー車から取った」と記していたという。
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