オカルト映画の金字塔『エクソシスト』シリーズの第3作目『エクソシス3』(90)が、初ブルーレイ化されることが明らかになった。本作は、『エクソシスト2』(77)の仕上がりに不満を感じていた原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティが、第1作目『エクソシスト』(74)の正当な続編として自らが製作・監督・脚本を買って出たいわくつきの作品だ。


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 本作は、パート1から17年後の設定で、原作者のウィリアムが最も気に入っていたキャラクター、キンダーマン警部を主人公にした物語。

 オカルト色は鳴りを潜め、猟奇殺人事件と、それを追う刑事との間で展開するサイコサスペンスの色合いが濃くなっている。なお、映像の完成度は予想以上に評価が高く、ホラー慣れしている観客さえも度肝を抜く凄まじいシーンが随所に盛り込まれている。

 キンダーマン警部を演じるのは、リー・J・コップに代わって、『パットン大戦車軍団』『博士の異常な愛情』『イルカの日』などで知られるアカデミー賞俳優ジョージ・C・スコット。さらにパート1のカラス神父役のジェイソン・ミラーが、患者Xという意味深な役で出演している。

 ある日、ワシントンD.C.で、首を切断され磔(はりつけ)にされた惨殺死体が発見された。
事件の担当となったキンダーマン警部(スコット)は、猟奇殺人の線で捜査を進めるが、17年前、悪魔払いで死んだはずのある神父の存在に突き当たる…。

 『エクソシスト3』は10月8日よりブルーレイ発売。価格は2381円(税抜)。