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近藤を語る上で欠かせないのが、ドラマ『柔道一直線』にて、アップライトピアノの鍵盤の上で「猫踏んじゃった」を立ったまま弾くというシーン。その撮影では、ピアノの上に設けられた鉄棒にぶら下がった状態で、足は正しく鍵盤を実際に踏んでいたという驚きのエピソードを告白。さらに近藤は自らの出演シーンを見て爆笑しつつも、「家宝です」と真顔でコメントし笑いを誘っていた。
『あさが来た』では早くもクランクアップを迎えたという近藤。この日は共演の波瑠や玉木宏、美術スタッフらのコメント映像が届いた。玉木が「本当にたくさん助けていただきました」と現場での近藤の振る舞いに感謝の言葉を語ると波瑠も賛同し「本当に面倒見がいいし、教えてないふうに教えるのが上手」と近藤を絶賛。そんなキャスト、スタッフ陣に近藤は「(今回の現場で)思ったんですが、『こいつら、ホンマに好きや』って。本気であいつらといると嬉しいんですよね」と、現場の和気藹々とした雰囲気を振り返った。
役者を始める前から、今は亡き落語家の桂米朝さんの追っかけをしていたというほどの落語好きだという近藤。大阪収録のある日、芸能番組部の落語コンテストの張り紙に気付き、予選会の受付に出演の意志を申し出ていたというタレコミ情報がスタッフから寄せられた。その際に “近藤正臣” の名で出ようとしたところ、亭号がないことで出演を断られたという事実を告白。もし承諾されたら、と聞かれると「やります!」と即答しさらにスタジオを笑いに包んでいた。