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本作は、現代の家族の姿をユーモアまじりに描くホームドラマ。借金を抱えて離婚し、家族を去った「風来坊」が、別れた妻の再婚や二人の娘の生活に首を突っ込み、波乱を巻き起こしていく。
太郎役の渡辺は本作について「現代版の寅さんみたいだ」と表現。脚本を読んだときに「こんなダメ男の話でいいんかいな」とやや不安に思ったという。それでも「ドラマを作り上げていく段階で、もしかしたら家族というのは、いわゆる一つのキチッとした形ではなくて、色んな形態の家族が世の中にはもう存在しているかもしれない。逆にリアリティーを感じるような気がしています。ある種の孤独感や寂寥感がありつつも、家族が見えない糸でつながっている不思議な形のドラマ」と解説した。
太郎と純子(麻生)の間の長女・夏波役を演じる北川は撮影は時系列に沿って進行するため「徐々に距離感が詰まっていく感じは、自然に撮影しながらできた」と話すも、撮影初日はいきなり渡辺の浮気現場を発見する「最悪な別れ」のシーン。「(離婚時の)お父さんの最後の姿」を話し出すと、渡辺が「とんでもなくオレはパンイチで」と補足。照れ笑いを浮かべた。
北川はまた、次女・冬花役の二階堂との初共演が決まった際は「二階堂さんと共演できるんだ!」と嬉しかったという。「ぜんぜんタイプが違うから、(撮影の)合間で話してても楽しい。
MBS新春特別ドラマ『しあわせの記憶』は、TBS‐MBS系全国ネットにて2017年1月8日放送。