【関連】“ももち”こと「嗣永桃子」フォトギャラリー
乃木坂46・橋本は、弟の学費など「お金が必要だった」という理由でオーディションを受けて合格。グループの中心メンバーとして活動していたが、弟の学費のめどがついたため引退の決断に至ったをことをグループの冠番組で言及。その理由が多くのメディアで取り上げられ、話題となった。
またアイドルとして活動しながら大学で教育実習を経験、教員免許を取得した嗣永は引退後、以前から関心があったという幼児教育の勉強をして、いずれその分野の職業に進む予定だ。さらに、モー娘。鈴木も、ぽっちゃり体型を武器にバラエティ番組など活躍の場を広げていたが最中に、福祉の道に進むと宣言し、潔く引退した。
相次ぐ人気メンバーの“卒業即引退”の背景には、AKB48誕生以降、久しく続く「アイドル戦国時代」にグループを卒業した“元アイドル”が、芸能界で「渋滞中」という現状がある。
現在、元アイドルで映画・ドラマで活躍していると言えば、AKB48出身のツートップ・前田敦子、大島優子ほか、グループ在籍時のキャラクターとは一転、意外な花を咲かせた川栄李奈。
一方、元アイドルの新たな進路になっているのが、女子アナ・キャスター枠だ。元モーニング娘。の紺野あさ美はグループ卒業後、学業に専念して、テレビ東京にアナウンサーとして就職し、現在は“元アイドル”を活かした。今年夏、SKE48を卒業した柴田阿弥も、「アイドルとしての活動はやりきった」として、アナウンサー事務所「セント・フォース」に移籍、フリーアナウンサーとしての活動を開始。さらには、アイドリング!!!出身の大川藍や橋本楓は、モデル・舞台で活動しながら、お天気キャスターの座についている。
こうして芸能界には元アイドル出身が多く活動しているため、アイドルでいることよりも、卒業後に芸能界で居場所をみつけるのは非常に困難な状況だ。