俳優の鈴木亮平が25日、都内にて行われた主演ドラマ『金曜ロードSHOW! 銭形警部』(2月10日放送)の完成披露試写会に、共演の前田敦子、三浦貴大とともに登壇した。演じるにあたって銭形の「声」に特にだわったという鈴木。
なり切るあまり「普段しゃべる時の地声が低く、ダミ声になってしまいました」と苦笑いした。

【関連】『金曜ロードSHOW! 銭形警部』完成披露試写会<フォトギャラリー>

 日本テレビ、WOWOW、Hulu の3社による共同製作ドラマ『銭形警部』。各社それぞれ独自のストーリーが描かれ、局の垣根を越え 「地上波」「衛星」「配信」という異なるデバイスでひとつの作品を展開していく大型ドラマプロジェクトだ。

 イベントではパトカーの中から現れ寸劇仕立てで登場した3人。銭形を演じるにあたり鈴木は、「正直、役者に残された自由度が少ない役なので、思いきってみなさんの知っている銭形になろうと。観た瞬間に『銭形だ!』と思ってもらえないと意味がないので…」、そのために「声」を徹底的に研究したそう。


 「初代声優の納谷悟朗さんと、今の山寺宏一さんの声を入れてみて、そこから自分に出せる声を」と役作りし、特に一番練習したのは「ルパン!」という叫び声だそう。ステージでいろんなバリエーションの「ルパン!」をやってみせた鈴木、銭形そのものの声に観客から大きな拍手が巻き起こった。

 また「アニメの銭形は脇役なので常にテンションが高い。でも主役でそれをやると5分でチャンネルを変えられてしまうので、普通のテンションの時、あまり声を張らない時の銭形の声も考えました」と明かした。

 共演の、警視庁捜査一課の若き女性刑事・桜庭夏希役を演じる前田に対しては、「あっちゃんは…すっごい可愛い!」とメロメロの様子。「クールな後輩の役なのに、そこに漂う“本当はいい子”という感じがあって…」と顔を緩ませた。


 またサプライズゲストとして、アニメでルパンの声優を務める栗田貫一が、自前だというルパンの衣装で登場。鈴木を祝福した。そして鈴木のセリフを近くで聞き、「山寺宏一よりいいんだよ」と絶賛していた。

 ある美術館から名画が盗まれた。犯行現場には「お宝はいただいた」というルパン三世からのメッセージが残され、警備員の遺体が発見される。銭形はこの事件の犯人がルパンではないと断言し、独自の捜査を開始。
そんななか捜査一課に“ミスター・クエスチョン”と名乗る人物から電話がかかってきて、クイズの答え通りに爆発事件が発生する…。この日テレ版のほか、WOWOW版では、鈴木と三浦とのタッグで「ハードボイルドタッチに」(鈴木)、Hulu版は前田とのタッグで「ポップで華やか、銭形の元・恋人が出てきたり…」(同)という内容になるという。

 『金曜ロードSHOW!銭形警部』は、日本テレビにて2月10日、21時より放送。