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金城宗幸による同名漫画を基にしたドラマ『僕たちがやりました』は、高校生のトビオ(窪田)たちが、不良に襲われた仲間のために復讐を企てたものの誤って大爆発を起こしてしまい、“爆破事件の容疑者”として右往左往しながらも、成長する姿を描く青春ドラマ。川栄が演じるのは、トビオの同級生・伊佐美(間宮祥太朗)の恋人・新里今宵だ。
「1・2話は、そんなに今宵ちゃんのキャラが強くは出ないんですけど、3話でだいぶ漫画に沿ったような感じで、ちょっとハードなシーンがたくさん出てきます」と悪戯っぽく明かす川栄は、間宮が演じる伊佐美、そして窪田扮するトビオとの際どいシーンについて、「今宵ちゃんはキスが挨拶レベルの子なので。抵抗はないです(笑)」と余裕のコメント。「台本を読んでいる時は、またキスシーンか…とか思いますけど、現場に行っちゃったら、もう何でもいいやってなりますね」と笑顔で続けた。
自身のインスタグラムでは「色気とエロさ出して頑張ろー」と意気込んでいた川栄だが、「普段は(役柄とは)程遠い人間なので、この役をやらせてもらうって聞いた時も、どうしようと思ったんです」と当時の心境を述懐。しかし、実際に今宵を演じる上では、色気を意識しなくてもよかったという。「露出がすごいんです。3話になると、キャミソール1枚だったりするので、そういう面では、勝手にそういうエロさが…。自分なりに、出せる範囲の色気とエロさは出しました」。
かつて所属していたAKB48を卒業して約2年。主演舞台の成功や、話題のテレビドラマ・人気漫画の実写化映画への出演など、その活躍は枚挙に暇がない。2年間の活躍を振り返ってもらうと、「卒業したら、そんなにテレビとかも出ないんだろうなと思っていたので、朝ドラに出させてもらってから、こうやってたくさん出させてもらって、すごくうれしいです」と胸の内を明かすと、「お芝居がやりたいと言ってAKBを辞めたので、お芝居ができている姿を皆さんに見せることができて、本当にうれしい」と充実の表情で語る。
最後に演技で意識している点を聞くと、「作りすぎているお芝居が好きじゃなくって、自然なお芝居をしている人が好きなので、逆にそれは自分の中ですごく意識しているところはあります」という答えが返ってきた。その言葉通り、どの作品を見ても川栄の芝居は自然だ。演じるというよりも、役になりきるという印象が強い。ふわふわとした危うさと色気を併せ持つ今宵を演じている姿にも、演技を感じさせない自然さがある。そんな“自然さ”を出せる女優だからこそ、彼女は多くのクリエイターから支持されているのだろう。(取材・文・写真:岸豊)
連続ドラマ『僕たちがやりました』は、カンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜21時から放送中。