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本作は、「月刊フラワーズ」(小学館)で連載中の同名人気漫画を実写化した本格推理ドラマ。なぜかいつも殺人現場に居合わせ、死体の第一発見者になってしまう不幸体質のモデル・弥木圭(玉森)が、モデル仲間の周防斎(小山)、シモン藤馬(古川)と共に事件解決に挑む姿をコメディータッチで描く。
近年、映画『ライチ☆光クラブ』やNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』など話題作に次々と出演し、俳優としてノリに乗っている古川だが、今回のドラマには並々ならぬ思いがあるようだ。「初めてのドラマ出演がテレ朝の『アスコーマーチ』だったんですが、当時はがむしゃらにやっているだけで、演技のことが何もわからなかった。ただ、このときの苦い経験が"もっと勉強しないと俳優としてやっていけない"と自分の意識を変えてくれた」と告白。そして、6年ぶりのテレ朝凱旋。奇しくも『アスコーマーチ』と同じ監督がメガホンを取るというから燃えないわけがない。「いやぁ、もう、未熟だった当時の自分にリベンジというか、やってやるぞ!って感じですね」と気合い十分だ。
そんな古川が今回演じるのは、聞き込み上手なモデルのシモン。「彼はハーフで、マッチョで、社交的。ここまで自分とかけ離れた役も珍しいので、とても新鮮」と期待が膨らむ。今回は体重を3kg減らし、体作りにも挑戦したそうだが、「僕はこれまであえて筋肉をつけなかったんです。
2010年に芸能界デビューを果たした古川も、今年12月で30歳を迎える。「去年辺りから30歳の壁をかなり意識していました。これまで割と学生役などが多かったので、これから大人の俳優として生き残っていくためにはどうすればいいか、そこが大きな課題」と吐露。
中国でも絶大な人気を誇り、2018年には主演を務める日韓合作映画『風の色』も公開される。得意の英語力を生かして「海外でも仕事をしたい」と語る国際派・古川雄輝の30代が楽しみだ。(取材・文・写真:坂田正樹)
金曜ドラマナイト『重要参考人探偵』は、テレビ朝日系にて10月20日より毎週金曜23時15分放送。※一部地域で放送時間が異なります