映画『グッバイ・ゴダール!』から、主演のステイシー・マーティンが一糸まとわぬ姿を披露し、ルイ・ガレルとのセクシー場面を展開する本編映像が公開された。

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 2017年開催の第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作は、『中国女』の主演女優であり、同作を監督した巨匠ジャン=リュック・ゴダールの2番目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を映画化したもの。


 『ニンフォマニアック』で若き日の主人公・ジョーに扮したステイシーがアンヌを演じるほか、『ドリーマーズ』『美しいひと』のルイ・ガレルがゴダールに扮する。メガホンを取るのは、白黒サイレント映画『アーティスト』でアカデミー賞作品賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウス監督。

 公開されたモノクロの本編映像は、アンヌの艶やかな口元や目元のアップから開始。一糸まとわぬ美しい姿のアンヌがベッドの上でほほ笑んだり、ゴダールと愛を交わすセクシーな場面を描いた後、2人で親しげに見つめ合う姿をとらえている。セリフの一切ないサイレント映画のような一幕でありながら、こちらをまっすぐに見つめてくるアンヌの美しさに思わず魅入ってしまう映像となっている。

 本編映像に続き、記者会見の映像も収められており、まず「ゴダールのことは一度忘れてください!」と切り出すステイシー。
そして、本作を鑑賞した原作者のアンヌが監督に語った「見事に悲劇の中からコメディを生んでくれましたね」という言葉を紹介しつつ、「それは私たちが生きる上でも応用できる考え方だと思います」と指摘。最後に、「大いに楽しんで笑って恋に落ち、最終的には失恋してください」とコメントしている。

 そんなステイシーについて、アザナヴィシウス監督は「彼女の顔には悲劇的な美しさがあり、サイレント女優的な趣もあるから、観客はそこに想像力を刺激される。いろいろな感情とニュアンスが豊かに重なって、言葉がなくても人物の存在感を伝えてくれるんだ」と称賛している。

 映画『グッバイ・ゴダール!』は公開中。