【写真】笑顔はじける! 早見あかりインタビューカット集
「まず思ったのは、『面白い』と、『勉強になるなあ』でした」。最初にこの作品の脚本を読んだときの感想を聞くと、早見は笑いながらそう答えた。演じるのは大学でAI(人工知能)を研究し、データ収集のため結婚式場でアルバイトを始める理系女子・真島愛。松井玲奈と佐伯大地が演じるカップルの結婚式を担当するものの、さまざまなトラブルが勃発。愛がそれを「男女脳の違い」をもとに解決していくという物語だ。
作中には男女の考え方の違いや、なぜそこから男女間のトラブルが起こってしまうのか…という知識がぎっしり。そのため、撮影中は出演者もスタッフも、作品について常に和気あいあいと話し合っていたのだとか。
「男性も女性もみんな、『これはこうだよね』とか、『分かる』『いや、分からない』って話をしていて。こんなにみんなが共通して話せるテーマってなかなかないし、人によっては過去の恋愛事情だったりとか、『こんなこと、初対面の人には話さないよね』みたいなことも話していたり。だから撮影期間は短かかったんですけど、すごく深いところまでみんなのことを知ることができた気がします」。
劇中では結婚式のために奔走する役柄だが、早見自身は昨年末に結婚したばかり。
ただ一方で「でも今の夫に対しては、最初からわがままになれて、これまでの恋愛とは全然違ったんですよね」と夫との関係性を明かす。
その表情から、公私ともに充実している雰囲気が伝わってくる。こうなってくると気になるのは、家庭と女優業のバランス。
女優として飛躍していく彼女の姿が、今後も観られそうで一安心。まずは今作で生き生きと走り回る、彼女の魅力を確認しようではないか。(取材・文:川口有紀 写真:高野広美)
映画『女の機嫌の直し方』は6月15日より全国順次公開。