【写真】稽古で踊る姿が美しい清原果耶 『なつぞら』第83回フォトギャラリー
なつと咲太郎(岡田将生)が十勝に到着した頃には、柴田家に千遥の姿はなかった。泰樹(草刈正雄)にも、千遥がなぜ出て行ったのかわからない。そんな中、なつと咲太郎宛てに、千遥からの手紙が届く。そこには、なつたちと離れて暮らしていた千遥の生い立ちや、なつに会わないまま帰った理由が記されていた…。
千遥がなつと咲太郎に宛てた手紙には、きょうだいが離ればなれになってからの経緯が記されていた。千遥は預けられていた叔母の元から家出をすると、ある復員兵と共に東京へ。しかし千遥は置屋へと売り飛ばされてしまう。その置屋の女将(原日出子)は千遥を戦災孤児として届出をし、養女として迎え入れたのだった。
手紙では、千遥が結婚を控えていることも明かされる。そして女将から“浮浪児であったことが先方に知られないためにも、結婚をするなら昔の家族とは縁を切らなければいけない”と言われたことも書かれていた。千遥は十勝を訪れた理由について、なつがもし不幸ならば“自分の幸せを投げ出してでも助けたかった”と明かし、またなつが幸せならば“もう一生会わない”と決意していたことを説明。
さらに柴田家から何も言わずに出ていったのは、再会してしまうと別れられなくなると感じてしまったからだとつづる。