10日、TBSにて10月期番組改編説明会が開催され、合田隆信・編成局長、瀬戸口克陽・編成部長、三島圭太・編成部企画統括が出席。30日よりスタートする、立川志らくと国山ハセンアナウンサーがMCの新番組『グッとラック!』(毎週月~金曜8時)など新番組の見どころを解説した。


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 TBSの今期の改編テーマは「若返り」。瀬戸口部長は「これまでファミリーコア(男女13~59歳・以下Fコア ※TBSが独自で決めた呼び名)の視聴者層獲得に力を入れてきたが、秋以降もここを目指す。自分の時間を割いてでも見たいと思ってもらえるような付加価値の高いコンテンツを作りたい」と意欲を示した。特に朝ベルトを含むノンプライム帯と水曜日のFコア獲得を重視し、視聴層の若返りを目指すという。

 朝帯は国分太一真矢ミキMCの『ビビット』を終了し、『グッとラック!』を投入。立川は現在出演中の『ひるおび!』(毎週月~金曜10時25分)のコメンテーターも引き続き務める。

 『ビビット』の終了理由について、瀬戸口部長は「一定の役割を終えたと思っている」と明かし、合田局長は『グッとラック!』を「志らくさんがいるので、芸能やエンタメコーナーを増やしたい」と意気込み。

 三島統括は「4年半ぶりにTBSの朝が変わる。帯番組はどの局も扱う素材は同じだけど、切り口で違ってくる」と持論を明かし、「志らくさんは『ひるおび!』でも忖度せず、いろんなことを正直に話してくれる。その時の最大関心事に対して、志らくさんが嘘をつかず何を話すのかが見どころ」と期待を寄せた。

 水曜は20時からの2時間枠『水トク!』を終了し、国分太一と渡辺直美がMCを務める『世界くらべてみたら』(毎週水曜20時/10月スタート)と恵俊彰高島彩MCの『ワールド極限ミステリー』(毎週水曜21時/初回10月9日は19時~)をラインナップ。三島統括は「縦の流れを意識した、より若い人に観てもらえる番組がそろった」と手応えを示す。


 ドラマは、木村拓哉が同局2年半ぶりの主演を務める『グランメゾン東京』(毎週日曜21時)がスタートするが、三島統括は「まっすぐで骨太でスケールの大きいドラマになる」と宣言。ほか、福士蒼汰主演の金曜ドラマ『4分間のマリーゴールド』(毎週金曜22時)、波留主演の火曜ドラマ『G線上のあなたと私』(毎週火曜22時)が始まる。瀬戸口部長は「TBSのドラマは企画主義。結構先まで企画は考えていて、作り手が何を作りたいのかを大事にし、そこからキャスティングをしてる。それがTBSらしさにつながっていると思うし、これからもそうしていきたい」と明かした。
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