深夜ドラマの鉄板ともいえる「飯テロ」ドラマに、18歳の山田杏奈と20歳の大友花恋の若手女優2人が参戦。親の再婚で突然姉妹になったサチ(山田)とあやり(大友)の高校生姉妹が、料理を通じて絆を深めていくコミックを実写化した『新米姉妹のふたりごはん』(テレビ東京ほか/毎週木曜25時)で、初共演を果たしている。
会ってすぐに「感覚が似ている」と感じたという2人が、食についてや、役柄とは逆の関係性だという素顔を明かした。

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◇全くの「はじめまして」からスタートも、すぐに意気投合

――同世代のおふたりですが、これまでオーディションなどでも会ったことがなく、今回の作品で「はじめまして」だったそうですね。

山田:そうなんです。花恋ちゃんってどんな人なんだろうと思っていましたが、会った瞬間に、「花恋ちゃんとだったら、大丈夫だ」と感じました。なんとなく、空気感が似ているというか、感じ方が同じというか。シンパシーを覚えたんです。

大友:撮影を楽しみにしていましたし、感覚が似ているんです。テンションが上がるタイミングも一緒ですし、静かにしている時間も合う。それから好きな食べ物もすごく似てる。「今、何を食べたい?」といった話をよくするのですが、いつも盛り上がって。この前も、ピンポイントで好きなものが合ったんだよね!

山田:2人ともカシューナッツ入りの酢豚が好きなんです。カシューナッツのポイントがめっちゃ高いよねって(笑)。
そういうのが本当にピタっと合うんです。今回、出てきた料理で好きなものもたぶん、一緒です。フォアグラとか。

大友:絶対、言うと思った!(笑)。クレームブリュレもおいしかったよね。2人とも、撮影のカットがかかった瞬間に、完食してたよね。

山田:おいしかったね~。やっぱり食事は楽しいよね。私、1日の中だと特に朝ごはんが大好き。

大友:分かる! 夜寝る前から明日の朝は何を食べようかな~って考えて。

山田:そうそう。朝ごはんを考えて決めて、それを楽しみに寝るんだよね。
やっぱり似てるね。

大友:うん。波長がぴったり。だけど、違うところもあるんだよね。◇休みの過ごし方や料理の腕はドラマでの役柄とは逆

――ドラマでは山田さんが外交的な姉のサチで、大友さんが内向的で、料理上手な妹のあやり役ですね。

大友:実際には、杏奈ちゃんがインドアなんです。外に出ないと決めたら出ないんでしょ?

山田:休みの日は目覚ましをかけずにいっぱい寝ます。それから1日中、Netflixを見たりして過ごします。ダラダラするのを楽しんで、家からは出ません(笑)。花恋ちゃんは、分単位でスケジュールを決めて、出かけるんだよね。

大友:そう。私はウィンドウショッピングが好きで、1日出かけます。
7時半に起きて30分で支度をして、8時何分の電車に乗って、お店を見てまわって、お昼はこのお店でこれを食べてと、全部決めています。杏奈ちゃんとは、好きな食べ物や、読書とかお裁縫とか、趣味も重なるものが多いのですが、そうしたお休みの日の過ごし方は全然違います。今度、私が杏奈ちゃんを外に連れ出そうかな。

山田:そうだね。食べることも大好きだし、一緒に出掛けたら楽しそうだね。

大友:料理についても逆です。役ではあやりがサチにお料理を教えますが、実際には杏奈ちゃんが料理上手なんです。私も料理をしないわけではないのですが、杏奈ちゃんはものすごく手際がいいので。だから、サチがちょっと手伝ったあとに、次はあやりが料理をして、というパターンの撮影は、とても緊張します(苦笑)。

山田:確かに私は普段から結構料理をするんです。だからサチとは違いますね。

――過去にすごく上手く作ることができた料理などはありますか?

山田:カレーです。
スパイスなどをいろいろ入れたりして作るのが好きなんですけど、一度、奇跡の味が生まれたときがあったんです(笑)。玉ねぎとか、ショウガとか、あとココナッツミルクなんかを入れて作りました。いつも目分量なので、再現は難しいんですけど、そのとき、すごくおいしいカレーが出来ました。

大友:杏奈ちゃんは調味料もたくさん持っているんです。演じている役柄とは逆な感じだね。◇徐々に絆を深めていく姉妹の姿が、自然に伝わるクッキングドラマに

――年齢の面でも、実際には大友さんのほうが年上ですね。

大友:でも杏奈ちゃんのほうが大人っぽいです。コーヒーもブラックを飲みますし、味覚も大人ですし、人と話している様子も落ち着いていますし。私のほうには年上要素がない(笑)。

山田:そんなことないよ。いつも包み込んでくれるような空気を醸し出しているから、頼れるよ。

大友:ええー! 本当に!?

山田:この前も、階段の近くで私がふらふらしてたら、「アブナイ!」って手を貸してくれて。


大友:だって、今にも落ちそうだったんだもん。

山田:すごく心配してくれて、本当のお姉ちゃんみたいでした。でも私のほうには妹っぽい要素はないかも。

大友:私がメカブをあげたら、「おいしい、おいしい~」ってとてもおいしそうに食べてくれていて、かわいかったよ!

山田:あはは! 花恋ちゃんが、いつも3パックのメカブを買ってきて、1つくれるんです。納豆も一緒に。すごくうれしいです。

――すっかり仲良しですね。ドラマからも空気が伝わりそうです。最後にメッセージをお願いします。

山田:原作でステキだと感じた、ご飯や、姉妹の描かれ方、温かくて柔らかい雰囲気がそのまま伝わればと思って撮影しました。1日が終わった後に、深夜、ゆったりとした気持ちで見ていただけるドラマになっていると思います。ご飯の力や、徐々に仲良くなっていくサチとあやりの姿に癒されてもらえたらうれしいです。


大友:原作ファンの皆さんが、頭の中で思い浮かべていたメニューを、実際の映像でお届けできているので、楽しんでいただけると思います。原作を知らない皆さんも、ご飯ドラマでありながら、2人の女の子のドラマでもあるので、注目ポイントがたくさんあると思います。実際に杏奈ちゃんとの日々がとても楽しかったので、きっとその雰囲気も映像に現れています。楽しんで観てください!(取材・文:望月ふみ 写真:高橋ゆり)

 ドラマ『新米姉妹のふたりごはん』は、テレビ東京ほかにて毎週木曜25時放送。

■衣装協力
RANDEBOO、muller of yoshiokubo、ReFaire(山田杏奈) AULAAILA(アウラアイラ)/コードナイン、O’RIC(HAYASHIGO)、ACCOMMODE、Lana Swans、Jelma(大友花恋)
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