【写真】横浜流星、新田真剣佑、田中圭ら輝き続ける年男たち
■勢いが止まらない 横浜流星
ブレイク俳優として「GQ MEN OF THE YEAR 2019」ニュー・ジェネレーション・アクター・オブ・ザ・イヤー賞、「Yahoo!検索大賞2019」大賞&俳優部門賞を受賞した2019年の顔ともいえるのが横浜流星だ。
今年24歳を迎える横浜は、2019年度1月クールのドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で髪をピンクに染めた“ゆりゆり”役で注目を浴び「東京ドラマアウォード2019」助演男優賞を受賞。以降、ドラマ『あなたの番です -反撃編-』(日本テレビ系)にはキーマンとなる大学生役で登場。『4分間のマリーゴールド』(TBS系)ではクールで料理上手な高校生と、さまざまな顔をのぞかせ、女性ファンの心を鷲掴みにした。
2020年は1月12日スタートの主演ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)でメンタリスト役を演じるのを筆頭に、7月には宮本武蔵役を演じる舞台『巌流島』、秋には主演映画『きみの瞳(め)が問いかけている』が公開予定と、横浜の勢いは止まらない。
■役者として一歩も二歩も成長 新田真剣佑
同じく、24歳を迎える新田真剣佑は、2017年に『ちはやふる -上の句/下の句‐』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後は、ハリウッド映画『パシフィック・リム:アップライジング』にも出演。2019年は映画『十二人の死にたい子どもたち』からスタートし、公開初日まで出演が秘密にされていた『東京喰種 トーキョーグールー【S】』に出演。ドラマでは10月クールの『同期のサクラ』(日本テレビ系)で常に優秀な兄と比べられ、父親と兄に認められるために奮闘してきた木島葵を熱演し、視聴者から感動したという声が多数。役者として一歩も二歩も成長した作品となった。
2020年は「カイジ」シリーズ9年ぶりの新作となる映画『カイジ ファイナルゲーム』でスタートし、主演映画『サヨナラまでの30分』の公開も控える。さらに、2021年公開予定の主演映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』も決定しており、人気の高さがうかがえる。
今年36歳となる田中圭。ブレイクのきっかけとなったのは、社会現象ともなったドラマシリーズ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)だ。主人公・春田を演じ、2018年の顔となった田中は、2019年も人気が持続。同作の映画版と、物語の舞台を航空業界にした『おっさんずラブ ‐in the sky‐』のほか、“ユーキャン新語・流行語大賞”にタイトルがノミネートされた『あなたの番です』で半年間にわたって主演を務め、テレビを中心に輝いた1年だったといえる。
2020年は主演映画『mellow メロウ』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の2本に、スペシャルドラマ『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事(仮)』(テレビ朝日系)で中村倫也とのダブル主演が決定している。軟弱から硬派まで、さまざまなキャラクターを演じられる田中だけに、今年も目にすることが多くなるだろう。
■“筋肉俳優”として再ブレイク 武田真治
48歳組からは2人。1人目の武田真治は、『みんなで筋肉体操』(NHK総合)で“筋肉俳優”として再ブレイクし、ニュース番組『ニュースきょう一日』(NHK総合)のテーマ曲でサックス演奏を担当したことから、“筋肉サックス”の愛称で親しまれるように。以降、筋肉をおしげもなく披露してきた武田は、ドラマ『凪のお暇』(TBS系)でスナック・バブルのママを演じ、懐の深いおねえキャラが視聴者から大絶賛され、改めて俳優として注目を集めることとなった。
2020年は新年早々『新春スペシャル・豪華筋肉祭り』がNHKにて放送される。筋肉&俳優という独自のポジションで、攻めの1年になると予想される。
■今年はオリジナルアルバムをリリース 木村拓哉
最後の木村拓哉の2019年は、初の刑事役に挑んだ映画『マスカレード・ホテル』、型破りなフランス料理シェフを演じたドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)と、出演作こそ少なかったが、さすがの存在感を披露。
2020年はフジテレビ開局60周年企画の2夜連続スペシャルドラマ『教場(きょうじょう)』(1月4日・5日21時)で主演を務め白髪姿を披露。またオリジナルアルバム『Go with the Flow』を1月8日にリリース。歌手としての活動も多忙を極めそうだ。
ブレイク以降、人気が持続している面々がそろった2020年の年男俳優。それだけに、今年は楽しみな1年となる予感大だ。(文・:安保有希子)