【写真】賀来賢人&アイナ・ジ・エンド、原作の爪切男も登場 『死にたい夜にかぎって』トークイベント
本作は、Webサイト「日刊SPA!」における人気エッセイの恋愛エピソードを中心に再構築した同名小説を原作とする、MBS/TBSドラマイズム枠の実写ドラマ。幼くして母に捨てられた男・小野浩史(賀来)が、“人生最愛女性アスカ”と過ごした6年間を中心に、過激な女性たちに振り回された半生を描く。
今回のイベントには、賀来のほかにエンディング主題歌を担当するアイナ・ジ・エンド(BiSH)、村尾嘉昭監督、脚本の加藤拓也、原作者の爪切男が同席した。
本作は、原作者本人の実体験にもとづく物語。賀来は「最初、(本作を)実話だと思っていなかった。『この話、すごい面白い。誰が書いたんだろ…?』と思って、後書きを見て実話だと知った。普通のラブストーリーとか男女の話って、やっぱりご都合主義のところがあるじゃないですか。それが今回まったくなかった。(出演オファーを承諾するのは)即答でしたね」と述べた。
また、自身が演じる小野に関して「絶望的なことが起きていようが『まぁ、いっか!』の精神で乗り越えてしまう。それを赤裸々に、悲劇を喜劇に変えて書いている。
アスカを演じた山本とは、2度目の共演。賀来は、山本に首を締められるシーンに言及して「一日中、(撮影で)首を絞められる日があった。ずっと締められた。山本舞香ちゃんが、すごい集中力なので、『さすがにこれは、弱く締めさせるのはかわいそうだ』と思って、『全部本気で来てくれ』と言ったら、即答で(山本が)『はい』って。全部全力で…! 本当に大変でしたね」と笑った。
他方、「本当に、舞香ちゃんはこの作品に全て賭けている」と評し、「(山本にとって)ここまで演じたいと思った役が初めてなんですって。本当に死にものぐるいで、集中してやってくれている。首を締めるシーンの後に、明るいシーンを撮って、またその後に首を締めて泣くアスカを撮る。情緒がめちゃくちゃな一日を何日も過ごしている。それでも毎回全力投球。体ボロボロなんだけど、現場に来るたびに華やかになる。
エンディング主題歌を担当したアイナは「書き下ろしというのが人生で初めてだった。けど、原作が好きだったので、初めてなのにぜんぜん苦しまず、爪さんの言葉を好きなようにとらえて作らせてもらった」とほほ笑み、「男の人目線の歌詞を初めて書いた。Aメロ、Bメロを自分史上、一番低いところからスタートさせた」と明かした。
ドラマイズム『死にたい夜にかぎって』は、MBSにて2月23日より毎週日曜24時50分放送、TBSにて2月25日より毎週火曜25時28分放送。