【写真】『ジョン王』の衣装でインタビューに登場した小栗旬
キャストの一人で演出も担当した吉田鋼太郎・彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督は「このひと月、僕達キャスト、スタッフ、プロデューサー全てのジョン王メンバーはパドックでゲートがオープンする瞬間を待つ競走馬のようでした。
彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾となる本作は、英国史上最も悪評の高い王とされるジョンの治世の時代を描いた歴史劇。小栗が生命力とユーモアにあふれ、世の中をシニカルに見つめる若者“私生児”を主演として演じるほか、タイトルロールの“ジョン王”役を本シリーズ常連の横田栄司、ジョン王が敵対する“フランス王”役を吉田が演じる予定だった。
彩の国シェイクスピア・シリーズは、1998年のスタート以来、芸術監督を務めた故・蜷川幸雄さんのもとで、国内外に次々と話題作を発表。2017年12月、2代目芸術監督に就任した吉田が演出する『アテネのタイモン』でシリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』を上演。2020年2月には第35弾『ヘンリー八世』の上演が始まったものの、新型コロナの影響で同月末以降の公演が中止となっていた。