【写真】『竜の道 二つの顔の復讐者』取材会に出席した玉木宏&高橋一生
本作は、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐(ふくしゅう)を誓った双子の兄弟を描いたサスペンス作品。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を、玉木とは初共演の高橋が演じる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、初回放送が当初の4月から延期され、7月28日の初回2時間スペシャルでスタートすることが決定。6月上旬から再開した撮影も今月24日に無事クランクアップを迎えた。
当初予定していたストーリーを短縮することなく撮影を終えたことについて、玉木は「今までは『始まれば当然撮影は終わる』ということが普通だと思っていたのですが、まさかこういうことになるとは思っていませんでした。無事に撮影を終えることが出来て、ひと安心しています」と安堵(あんど)の表情。
高橋は、「刻一刻といろんな事が変わっていく中で、目まぐるしく対応に追われながら皆さん作品を作られていたと思います。感染者が出てしまったら作品自体ダメになってしまう可能性もはらむ中でここまで出来たのは、このチームの士気が高かったからだと思います。ある意味、奇跡的にこのドラマを撮り終えることが出来て、皆さんに届ける素材がそろったというだけでも喜ばしいことだと今は思っています」と、心境を語った。
今作で初共演を果たした2人。同世代の男性俳優として刺激を受けることも多かったそうで、玉木は「セリフのトーンであったり、言葉の攻め方とか受け方とか、間近でやらせていただいて勉強になりました。今のタイミングでご一緒できてよかったなと思います」とコメント。
高橋も「僕もご一緒できてよかったということに尽きます。一話のピークのシーンで、玉木さんと初めてお芝居を交わしたんですが、感動しましたね。力強さというか全幅の信頼を置ける感覚というのは、玉木さんが培われてきたことでしょうけれども、とても信頼できることだと思い、この人と一緒に1クールご一緒できるんだということで期待も膨らみました」と、初共演シーンで感じた衝撃について語った。
ところが、高橋には後悔もあるそうで、「玉木さんに、自分のあまり見せなくてもいいようなところを見られている毎日でした…。『よく食べるね』って言われたり、よくしゃべるっていうことも見られたり…、あとはよく寝る! 僕が大口を開けて前室で寝ているところを玉木さんに見られてしまいましたし、あまり僕が見られたくないところを見せてしまっていたのかもしれない(笑)」と告白。そんな高橋について、玉木も「そういうところを見せる人なんだなと安心した記憶があります」と優しくフォローした。
ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』は、カンテレ・フジテレビ系にて7月28日より毎週火曜21時放送。初回2時間スペシャル。