10月12、13日にかけて行われた無観客配信ライブ「THE LAST LIVE」を経て、欅坂46からの改名を遂げた櫻坂46。冠番組『欅って、書けない?』も『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/毎週日曜24時35分)にリニューアルし、12月9日にリリースされる1stシングル『Nobody’s fault』の収録楽曲も順次公開されるなど、改名を境にしたさまざまな変化も目立つ。
【写真】1期生・小池美波、2期生・藤吉夏鈴、山崎天の3ショット それぞれのソロカットも
■改名後の番組収録での変化「個性を出しやすくなった」
――改名を経てリニューアルした冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』では、スタジオの雰囲気も一新されました。実際、収録現場ではどのような変化を味わっていますか?
小池:みんな新鮮さを味わっているからこそ、純粋に楽しんでいるような気もします。一方で、今年の『欅って、書けない?』では春から夏にかけて収録もリモートになり、少人数しかスタジオにそろわない期間もあったので、全員で出演できるようになった喜びも感じています。
ここ半年ほどで、バラエティー番組としてもそれぞれ自分の個性をどんどん出していかなきゃと思っていて。私は自分の良さが分からなくて、何を出せば良いかと戸惑っている部分もあるんですけど、MCの土田(晃之)さんやハライチの澤部(佑)さんに引き出していただけるよう、頑張っていきたいです。
藤吉:スタジオの空気が変わったと周りの方からすごく言われるんですけど、個人的には座って周りのやり取りを楽しんでいるだけの人間なので、自分なりにはまだ分からない感覚もあるんです。正直、バラエティー番組でしゃべるのも苦手だから…。ただただ、座って笑いながら楽しませてもらっています(笑)。
山崎:番組名が新しくなったのもあり、それぞれ個性を出しやすくなったのかなとも思っています。それに、スタジオの空気と共に、私たちもどこか変えなければいけない気持ちも必要だなと感じていて。
――12月8日には、翌日の1stシングル『Nobody’s fault』リリースを目前にした「デビューカウントダウンライブ!!」を開催。年末の『第71回 NHK紅白歌合戦』への出場も決定し、さらなる飛躍も期待されます。櫻坂46としての活動がますます慌ただしくなり始めた今、加入して2年以上が経過した2期生の藤吉さんと山崎さんは、どのようにグループに貢献していきたいですか?
藤吉:2期生としての役割は、自分でもまだ分からない部分があるんです。でも、私はパフォーマンスをするのが好きなので、櫻坂46でステージへ立てる機会を増やしていきたいと思っています。櫻坂46としての願いがかなったら、その先で、個人での挑戦もできる日が来たらいいなと思います。
山崎:2期生がグループを引っ張っていかなければいけないと周りからも言われていますし、自分たちでもそう感じています。ただ、力不足でもあるから1期生の皆さんを頼ってしまう部分もあるんです。素直に「こうしてほしい」と言われたことを実践する瞬間もありますけど、頼るというより、これからは力を合わせるという意識も必要になるのかなと感じています。
同じ2期生の松田(里奈)や武元(唯衣)といった面白いメンバーも多くて、最近では、ほかのメンバーがバラエティー番組に出演しているのを見ると「すごいな」とも思って。小池さんもラジオへ出演されていますが、グループ外のお仕事が今後の自分たちにもつながってくると思いますし、メンバー全員が個々で強くなり、全員がそろうと最強になれるよう、もっといろいろな場所に出ていきたいなと思います。
――2期生の2人の思いを受けて、欅坂46の結成当時からを知る1期生の小池さんは、どのように支えていきたいですか?
小池: 2期生のメンバーは「自分たちが引っ張らなければいけない」という気持ちを背負い過ぎているのかなとも思うんです。
全体のパフォーマンスを考えても、2期生の横に1期生がいることで生まれる安心感もあるだろうから、自分たちは場を引き締めるような存在でいられればと思っていて。でも、個人的には今も未熟だなと思う部分があるし、2期生のみんなから受ける刺激もたくさんあるので、メンバーみんなのそばでグループを守っていけたらいいなと思います。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:曽我美芽)
櫻坂46の1stシングル『Nobody’s fault』は12月9日リリース。