【バイプレイヤーズ百名鑑】石丸謙二郎「本人役だと少し自制してしまうものだなと気づきました」

　日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ（テレビ東京系）。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ～名脇役の森の100日間～』（テレビ東京系／毎週金曜24時12分）と、映画『バイプレイヤーズ～もしも100人の名脇役が映画を作ったら～』（4月9日公開）が始動。

総勢100名以上が出演する本作を彩る、個性豊かで豪華すぎるキャスト陣をチェックしていこう。

【写真】『バイプレイヤーズ～名脇役の森の100日間～』第4話に出演する石丸謙二郎

◆File No.031　石丸謙二郎

　都会から離れた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。この辺ぴな撮影所に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描く新作。第4話で石丸は学園ドラマ『CTO』に出演する、美声が魅力のバイプレで、実はゴシップ好きで週刊誌と裏で繋がっている噂のある俳優“石丸謙二郎”役を演じた。

　意外にも今回が初出演となる石丸は「大杉漣さんたちが作られた作品なので、ぜひ出たいと前から思っていたので、嬉しかったのを覚えています」と語る。本人役での演技には「まあ、普段から本人役みたいなところもやっていたので、まったく違和感はない。というより、本人役だと、少しだけ自制してしまうものだなと気づいた」そうで、撮影現場の雰囲気は「みんながとても楽しそうに現場に来ている姿が興味深い。自分もあんな顔をしているのかと、ちょいと驚きました。待ち時間にみんなが、旧友と話すような砕けかたに感じ入りました」といろいろな発見があった様子。

　さらに「主役なき全員の動きが活き活きしているところを観ると、ドラマは一人ひとりの役者が造っているんだなと実感できるかもしれません」と本作の魅力を教えてくれた。

★石丸謙二郎／1953年11月1日大分県生まれ。つかこうへいの事務所にスカウトされ、1977年に『いつも心に太陽を』で舞台デビュー。『警視庁ゼロ係～生活安全課なんでも相談室～』シリーズ（テレビ東京系）、『仮面ライダー電王』シリーズ（テレビ朝日系）をはじめ、さまざまな映画、ドラマに出演。ほかにも、1987年から続く長寿番組『世界の車窓から』（テレビ朝日系）のナレーション、『ぶらり途中下車の旅』（日本テレビ系）での旅人、『SASUKE』『スポーツマンNo.1決定戦』（ともにTBS系）への出演などマルチな活躍を見せる。出演映画『名も無き世界のエンドロール』が公開中。

●『バイプレイヤーズ』第4話プレイバック

　各スタジオが高視聴率をマークする中、長谷川京子、りょうW主演で送る4チャンの学園ドラマ『CTO』だけが停滞していた。何とか視聴率を上げようと奮闘するが、生徒役同士の熱愛スキャンダルが発覚。そんな中、長谷川とりょうは、金子大地には年上の先生役に好きな人がいるという話を立ち聞きしてしまう…。2人はそれぞれ金子の好きな人は自分であると確信を持つが…。果たして『CTO』の視聴率と禁断の恋の行方は!?