女優の松本まりかが主演を務め、タナダユキがメガホンをとるParaviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』が9月11日よりParaviにて配信されることが発表された。賃貸不動産会社で働く35歳の女性を演じる松本は、本作で念願のタナダ監督との初顔合わせを果たす。



【写真】監督を務めるタナダユキ

 本作は、大都会・東京で懸命に生きようとする女性たちのリアルな実情に迫り、それぞれの日常を優しく描くことで、見る者の共感を誘う恋愛群像劇。脚本は、タナダ監督のほか、映画『愚行録』の向井康介、ドラマ『来世ではちゃんとします』(テレビ東京)のペヤンヌマキの3人が担当する。

 和田かえ(松本まりか)、35歳。10年間付き合っている恋人との結婚を考えつつも、大学からの男友だちとの関係に安心感を覚えている。そんな彼女の下へ現れるのは何らかの事情で住まいを探そうとする女性たちや、悩みを抱える知人たち。結婚に自信をなくすプレ花嫁、孤独を抱えるバリキャリ、人生設計を見つめ直す弁護士、家庭と仕事、それぞれの幸せを手にしているはずの友人同士、将来の不安を実感するフリーランスなど、それぞれ懸命に生きようとする彼女たちにとっての“東京”とは? 幸せの形とは? そして、かえの恋愛の結末は…?

 松本は「『タナダユキ監督作品で連ドラ主演のお話が来ています。
』そう聞いた時、すぐさま『やります』と答えたのを覚えています」とオファーを振り返る。「映画の世界から程遠い存在である自分に悶々としていた15年ほど前。タナダ作品の主人公になってみたい、映像の中であんな風に素朴に生きてみたい、という秘めた淡い想いがありました。『その夢、時間かかるけど叶うよ』と、少女の頃の自分にこっそり耳打ちしてあげたいです」と念願のタナダ作品への出演であることを明かす。

 「監督からは『出てくる登場人物の中で一番普通の感覚を持った人でいてほしい』『今まで見たことのない松本まりかを撮りたい』という嬉しいオーダー。ならば、私が今までやったことないアプローチを…と考えた結果、これまでお芝居に必要だと思っていたことを一旦やめてみることにしました」と話し、「身ひとつで、えいっと、タナダ組に委ねてみたら、もう楽しくて楽しくて笑い転げてばかり。
今芝居も日常も毎日が楽しくて、こんな世界があったんだ、と」と語っている。

 Paraviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』は、Paraviにて9月11日12時より毎週土曜配信。