夫の加護(旧姓・安藤)陽彦容疑者から暴行を受けるなどして(6月に傷害容疑で逮捕)、現在離婚協議中の加護亜依。人気アイドルから一転、転落の一途をたどっている彼女だが、この次に待っているのは“借金地獄”ではないかと心配されている。

加護の元所属事務所関係者は「逮捕された安藤は、加護の売り出しのために、かなりの金を集めていますから」というのだ。

 安藤は、加護と交際する以前、華原朋美と約6年間にわたって同棲。華原にも鼻骨を骨折させるほどのDVを働いたことが明らかになっている。DVに耐えられず、華原は薬物依存に陥ったとされるが、「再デビューさせてやる」という安藤の言葉を信じて、華原は別れることができなかったのだ。

 当時、安藤は“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングプロダクション周防郁雄社長の息子で、バーニングパブリッシャーズ社長の彰悟氏と昵懇だったために、華原は安藤の言葉を信じたようだ。しかし、安藤は華原の再デビューをネタに金儲けを画策。
「ファンドを作る」といって金を集めようとしたが、いつまでたっても再デビューの話は実現しない。結果、華原は安藤のDVに耐えきれなくなって逃げ出したという。

 華原に逃げられた安藤はその後、加護と親密な関係になった。加護は所属していた「メインストリーム」からの独立を画策したことで、“移籍トラブル”に発展した。その時も安藤の後ろには彰悟氏の影がチラついていた。独立を画策した安藤は、華原の時と同様、加護売り出しのためのファンド設立を計画していたようだ。
かつて安藤と関係があった男性は、筆者の取材に対して、「安藤から、加護を売り出すためのファンドに出資しないかという話を持ちかけられましたが、事務所との移籍トラブルを抱えていたことがわかったので断りました」と答えている。その直後に安藤が恐喝未遂容疑で逮捕されたために、ファンドの話は立ち消えになったようだ。

 その年の暮れに、加護は安藤と入籍。翌年には長女を出産した。所属のメインストリームとは移籍トラブルを抱えたまま所属契約が切れたため、加護と安藤は去年8月に新事務所を設立。その前に結成していたガールズユニット「Girls Beat!!」と共に新事務所に所属し、再デビューを果たした。
元事務所関係者は「こうした事務所設立やユニット売り出しのために、かなりの金がかかった。安藤が奔走して集めたと聞いています。安藤が集めた金の一部の連帯保証人に、加護がなっている可能性は高いです」と言う。

 ところが、安藤の2度目の逮捕でユニットの活動は無期限休止。売り出しのために集めた金は借金として残っている。その後、加護は芸能界復帰を目指して、安藤と離婚協議に入ったが、子どもの親権をめぐって暴行事件にまで発展。
安藤のDVは結婚前からだったというが、もはや離婚は決定的といわれている。安藤は残った借金を返したくても、社会的信用も、加護という金づるも失っては返せない。となると、債権者は加護のところに行く。しかも、債権者の中には筋が悪いところもあるようだ。

 DV地獄から逃れられても、借金地獄が待っている。加護の悲劇は、まだ続きそうだ。
彼女を真に救ってくれる人物は現れるだろうか?
(文=本多圭)