強姦致傷容疑で逮捕されたが、被害女性との示談が成立し不起訴処分になった俳優・高畑裕太について、ダウンタウン松本人志が「金で解決したと思われてしまう」と持論を展開した。

 11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した松本は、高畑について「こういう性的犯罪の場合は、示談っていうのが、イメージだけで言うと、むしろマイナスになる場合がある。

結局、金で解決したのかって思われてしまう可能性があるのでね。世間の見方は、むしろもっと厳しくなる可能性がある」と言及。共演者の犬塚浩弁護士も、「被害者の方が『もう忘れたいから、示談を結んで終わりにしたい』という背景がもしあったとしたら、刑事罰以上に重い責任が高畑氏にはある」と語った。

 9日、群馬県警前橋署から釈放された高畑は、集まった報道陣を前に「このたびは皆様に多大なるご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした!」と大声で謝罪したが、弁護士がすかさず、この事件についての説明文を報道陣に配布。そこには、「違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります」「高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも逮捕時報道にあるような電話で『部屋に歯ブラシを持ってきて』と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかった」(共に原文ママ)と、高畑にまったく非がないとも受け取れる内容が書かれていた。

 また、保釈時の高畑の様子を、一部マスコミが「報道陣をにらみつけていた」「マスコミを敵視している」などと報道。
しかし、ネット上では「マスコミに怯えているように見える」「精神的にヤバそうな目つき」との指摘が目立ち、11日放送の『サンデージャポン』(TBS系)に出演した堀江貴文氏も、「あれはもう、精神が崩壊しています。精神的にイッちゃってる顔。にらんでいると言われているが、にらんでるんじゃなくて、崩壊している顔です」と言い切っていた。

「現在、高畑と一緒に病院に泊まり込んでいる母の淳子に対し、ネット上では『呆れ果てた どこまで甘やかすつもり』『あーだめだめ、突き放さなきゃ』『この親子、気持ち悪い』といった声が相次いでいる。謝罪会見時には、『かわいそう』『いい母親なのに』などと同情の声が集まった淳子ですが、そんな世間の見方はすっかり変わってしまった。その一因は、松本や漫画家の江川達也氏ら有名人が、テレビで『お母さんが、もっと怒らないと』『子どもを甘やかしすぎ』などと淳子に苦言を呈し、これを多くのメディアが報じたことにある。
また、淳子は11日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演したものの、姿はあれど、発言は全く放送されず。高畑の釈放には謎が多く、淳子まで完全に腫れ物となってしまった」(同)

 示談が成立し、あっけなく収束したかのように見えた高畑の逮捕劇だが、茨の道は始まったばかりとも言えそうだ。