欅坂46の4thシングル「不協和音」(SMR)が初週63万2,667枚を売り上げ、シングル1位を獲得。デビュー曲「サイレントマジョリティー」(同)から4作連続1位という、デビュー1年以内の女性アーティストとして史上初の快挙を成し遂げた。



 また、乃木坂46は、シングル売り上げもさることながら、個人の写真集がヒットを連発。白石麻衣の『パスポート』(講談社)は累計発行部数20万部を突破し、話題となっている。

 世間は今、「坂道グループ」の快進撃に夢中だ。

 しかし、その一方で、ネット上ではハロプロファンがにわかに活気づいていることをご存じだろうか?

 彼らが熱い視線を送るのは、三浦貴大山口百恵三浦友和の次男で、俳優として活躍中だ。

 きっかけは、4月6日放送の『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)に番宣で出演したときのこと。


 ユースケ・サンタマリアが不意に「三浦くんと共通点が……」と話し始めたかと思いきや、その内容は意外にも、三浦がユースケと同じ「ハロヲタ」であるということ、さらに、「モーニング娘。’17の小田さくら推し」という暴露だったのだ。

 バラされた三浦本人は、耳まで赤くして大照れ。かなり本気な雰囲気を醸し出していた。

 現在、さほど高視聴率というわけでもない『「ぷっ」すま』だが、この話題は瞬く間にネット上で拡散され、Twitterには「小田さくら」「三浦貴大」「ぷっすま」などが長時間トレンド入りする盛り上がりぶりを見せた。


 しかも、面白いのは、三浦をもともと知らなかった人たちまでもが、「ハロヲタ」という共通点を得たことで、「なかなか見る目のある青年だな」などと、急に彼に親近感や好感を抱き始めたこと。

 特に、小田は歌唱力に定評があり、つんくから「ハロプロの歴史でベスト3に入る」と評価されている“歌姫”である。そのため、三浦の母親で昭和の歌姫である山口と重ね合わせて、異常な盛り上がりを見せているのだ。ネットの掲示板などには、こんなコメントが相次いだ。

「やっぱりお母さんに似たオーラを感じちゃう? とにかくなんかすごい小田ちゃん来てるw」
「つまり小田は山口百恵を超えた存在ということか」
「山口百恵の後継者 小 田 さ く ら」
「母親に似たものを感じたんだろう」
「さすが母親に似た人を好きになるのは本当なんだな」
「歌姫の息子は歌姫を求めちゃうんだろうね遺伝子的に」
「男は無意識に母親の姿を探し求めるんだなあ」
「息子公認の山口百恵の再来」

 ハロヲタたちは大いに盛り上がり、「山口百恵が息子の部屋で小田さくらの写真を見つけてしまう」といった、三浦母子のやりとりの妄想が繰り広げられていた。

 また、「三浦さくら」「山口さくら」などと、小学生のように2人の名字と名前をくっつけて遊んでみたり、しまいには、小田を一気に飛び越えて、その子ども→「山口百恵の孫=歌姫」の妄想まで膨らませたりしている。
いきなり強力な援軍を得たような、名家の婿養子を迎えたような、ハロヲタたちの歓迎ぶりはすさまじい。

 ちなみに、モーニング娘。’17の新曲は「BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー」(UP FRONT WORKS Z )。「坂道」に夢中なお茶の間には今のところまったく浸透していないものの、もしかしたら意外なきっかけで、モーニング娘。’17に「新時代の幕開け」が来るのかも?