1996年10月19日にスタートした『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の最終回が、3月31日に放送され、22年の歴史に幕を下ろした。

 最終回は“祝活”としてゲストを招きながら歴代の過激なコーナーを復活させるという構成だったが、その中のひとつ、「仁義なきMの三兄弟」では、過去に視聴者から最も多くの抗議があったという「大階段タイヤ転がし」に岡村隆史が再挑戦した。



 これは巨大タイヤをお尻で受け止めるというものだが、直前に流れた過去映像でタイヤを転がす女優の顔に、なぜかボカシがかかっていたため「誰?」「なぜ?」とネット上がざわつく事態となった。

「モザイクで消されていたのは、女優の仲間由紀恵です。彼女はこの企画に『女王様』として出演。SMプレイで使うようなロウソクを、よゐこ濱口優に浴びせ、半裸になった加藤浩次の体に揚げたての天ぷらをのせたり、最後は仲間が主演した映画『リング0 ~バースデイ~』(2000年)になぞらえ、“リング(車輪)の呪い”として、彼女が猛スピードで自転車をこぎ、ふんどし姿の岡村が自転車の後輪をお尻で受け止めるという、下品極まりない内容でした。裏番組では『オールスター感謝祭』(TBS系)が生放送されていたので、裏かぶりのせいかと思いましたが、仲間はTBSにも出演していなかった。おそらく、いまや大女優としての地位を築き、結婚もしたことで、批判の多かった当時の映像は“黒歴史”扱いとされ、許可が下りなかったのではないでしょうか」(芸能ライター)

 仲間の黒歴史といえば、「東京パフォーマンスドール出身」であることや、「小室ファミリーでありながら、プロデュースは小室ではなく久保こーじが担当」といったエピソードが有名だが、『めちゃイケ』も抹消したい過去となってしまったようだ。