ベッキー

 6月6日にグランドオープンする東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」への著名人のプレビュー招待が物議を醸している。とりわけタレントのベッキーが招待されたことへの反発が強く、騒動から8年以上たっても「ゲス不倫」が世間に許されていないという状況が浮き彫りになった。

 「ファンタジースプリングス」は正式オープン前に多くの著名人がプレビュー招待されており、中川翔子、千秋、柳原可奈子ら人気タレントや有力なインフルエンサーなどが一足早くエリアを楽しみ、その様子をSNSで報告している。影響力のある著名人を招待することで、SNSで宣伝してもらうという目的があるのだろう。

 これに対して、ネット上では「有名人はタダで早く新エリアが体験できるなんてずるい」「一般人は高い入場料を払って混雑しているパークに行ってるのに」といった苦言が相次いでいたのだが、とくにベッキーが招待されたことについては物議を醸しているようだ。

 ベッキーは14日付のInstagramで「東京ディズニーシーに新しく登場したテーマポート『ファンタジースプリングス』に遊びに行かせていただきました」「いっぱいアトラクション乗ってレストランでお食事してポップコーン食べてお土産買って友だちとたくさんすれ違って、まちがいなく2024年1番幸せな日でした!」などと報告。お城をバックに笑顔ではしゃいでいる姿やアトラクションの写真を連投して喜びを爆発させた。

 これを受けて、ネット上では「ディズニーで不倫デートしてた人が夢の国に招待されるって、どんなセンスで人選してるんやろ」「この人はファンタジースプリングスじゃなくて『センテンススプリング』でしょ」「ディズニー大好きだけど、ガッカリ」「一般人よりディズニーを不倫デートに使っていた人を優先するんですね」などと批判の声が寄せられている。

 「もうゲス不倫は許してやっていいのでは」「今は結婚してるし、昔のことをずっと言われるのは可哀想」といった意見もあるのだが、反発のほうが目立つ状況だ。

 ベッキーといえば、2016年に当時既婚者だった人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫関係を「週刊文春」(文藝春秋)で報じられ、大スキャンダルとなった。当時の報道によると、ベッキーはクリスマスイブに川谷とディズニーシーでデートし、幕張の高級ホテルで一夜を過ごしたとされている。

 騒動発覚後にベッキーは川谷と別れ、2019年に元プロ野球選手の片岡保幸氏と結婚。現在は2人の子どもにも恵まれ、幸せな家庭を築いている。

 著名な「ママタレント」として招待されるのはおかしなことではないように思えるが、先述した「ゲス不倫」のイメージがいまだに残っている上に、ディズニーシーが不倫デートの現場だったという因縁もあり、予想以上の反発となったようだ。

 最近、ベッキーはバラエティでの露出を増やしたり、放送中のドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京系)に出演したりと、復活の兆しを見せている。しかし、過去の「不倫イメージ」はなかなか払しょくできないようで、今後も事あるごとに蒸し返されることになりそうだ。