大麻取締法違反(所持)容疑で元KAT-TUNの田口淳之介が、内縁関係にある女優の小嶺麗奈とともに逮捕された。

 2人の交際は10年以上前から複数のマスコミにキャッチされており、ファンも知るところ。



「2016年の田口のKAT-TUN脱退、ジャニーズ事務所退所の裏には、小嶺の存在があったことは間違いないところ。一時は、小嶺の懐妊説や極秘で産んだとの説まで浮上したこともありました」(夕刊紙デスク)

 だが、今も結婚をせずに内縁関係を続けているのは、どうしたワケか?

「ジャニーズ時代は、当然ながら結婚が許されません。では、独立すればすぐに結婚ができるのかというと、結局、ジャニーズ時代からの熱心なファンを相手にビジネスを展開することを考えると、結婚でのファン離れは避けたいところですから、なかなか結婚に踏み切れなかったのかもしれません」(同)

 田口のイベントを取材したことがあるという芸能記者が、こう明かす。

「KAT-TUN時代の印象はまったくなく、なんの先入観もなく見ましたが、田口のステージパフォーマンスは意外にも堂々としたもので、さすが大きなステージを何度も経験しただけのことはあるなと、正直、感心してしまいました。長身で頭も小さく、そのスタイルの良さにも驚かされました。かといって、それ以上に何か魅力を感じる才能のキラメキや心に訴えかけてくるものがあったかというと難しいところで、旧来のファンへのサービス以上のものは感じませんでしたね」

 田口は、17年にユニバーサルミュージックとのアーティスト契約を果たし、メジャーデビューをしているが、売上は4,000枚台と不振を極めて18年には契約解除になっている。
メディアのジャニーズへの忖度から、テレビなどで大きく取り上げられることがなかったのは気の毒だったが、仮に十分なPRがなされていても、新たなファンを獲得するまでのパフォーマンスが見せられていたかは、怪しいところだろう。

 それにしても驚くのは、これが「小嶺叩き一色」ともいえる偏った報じられ方をしている点である。

「さすがに“元KAT-TUN”と説明せざるを得ないわけですが、各局、極力“ジャニーズ”の名前を出さないようにしている気配がありありです。何より、夜遊びの悪いウワサが絶えなかった小嶺に、田口が人生を狂わされたかのような論調が目立つのは、さすがにバランスを欠いています」(放送担当記者)

 その極めつきが、5月26日放送の読売テレビ『上沼・高田のクギズケ!』での上沼恵美子の発言の数々だろう。



「この女の人ちょっとアウトやな」

「マネジャーとしても、恋人としても、年も上で、田口さんをいいようにして、個人事務所にして、全部失敗している」

「同性だけにわかる。この人は持ってない星、引きずり下ろす星って」

 あくまで私見であることに断りを入れながらとはいえ、ここまで小嶺だけをこき下ろし、田口が被害者であるかのように論じるのは異常だろう。


「上沼も同番組で、『やっぱりジャニーズ辞めたらあかんわ。悪いんですけど、どんな力があっても』と話していました。関西ローカルは中央キー局ほど、ジャニーズの顔色をうかがう必要はないとはいえ、あの上沼でさえも、その同調圧力に屈せざるを得ないという現実が透けて見えましたね」(同)

 今後の2人に、そしてメディアの報じ方にも注目である。