インスタグラム:NHK紅白歌合戦(@nhk_kouhaku)

 2020年も終盤に近づき、そろそろ気になってくるのが、大晦日の紅白歌合戦の動向だ。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、史上初の“無観客”となることが発表されている。

「無観客を逆手に取るような演出を考えているということで、NHKホール以外の場所からの中継や、CGなどの映像を駆使したパフォーマンス、あるいはVTRでの出演なども十分にありえます。これまで“生中継”に難色を示して出演していなかった大御所アーティストにも、収録での出演可能性が出てきました」(音楽業界関係者)

 そんな中、芸人の東野幸治は、自身のYouTubeチャンネル『東野幸治の幻ラジオ』第75回(10月11日配信)で、2020年『紅白歌合戦』の出場メンバーを勝手に予想している。

 東野が“初出場歌手”として予想したのは、今年デビューしたジャニーズ事務所のSixTONESとSnow Man、『香水』が大ヒットした瑛人、朝ドラ『エール』の主題歌を歌うGReeeeN、紅白出場を目標に掲げているヤバイTシャツ屋さん、といったところ。さらに東野自身の希望も込めて、ヒップホップユニットのCreepy Nutsや『猫』が話題となったDISH//の北村匠海、YOASOBIほか、さまざまな名前を挙げていた。

「瑛人はすでに内定報道も出ていますし、ほぼほぼ確定。GReeeeNは覆面グループとはいえ、今回は無観客なので、演出次第では生演奏も可能ですし、初出場は濃厚と見られています。

また、NHKでレギュラー番組があるヤバイTシャツ屋さんもかなり有力。昨今のヒップホップ人気を反映するという意味でCreepy Nutsも当確だと言われています」(レコード会社関係者)

 東野が挙げていないアーティストについてはどうだろうか。

「昨年から出場の可能性が言われていたBTSが、今年こそ出るかもしれません。というのも、7月にNHKの番組『SONGS』に2年ぶりに出演した際、スタッフが紅白出場を打診したと噂になってます。ただ、BTSはアンチも多く、視聴者からのクレームも入りやすいとのことで、そのあたりの判断がどうなるかという感じ。また、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で誕生したJO1の初出場が有力視されていますね。

あとは、NHKで放送されたアニメ『映像研には手を出すな!』のオープニングソングを担当したchelmico。NHKへの貢献度という点での評価も高いし、ちょっとしたサプライズとしての話題性もあります」(同)

 人気の面では申し分ないが、テレビ局同士の“政治的観点”から微妙かもしれないと言われるのが、NiziUだ。ちなみに東野は、NiziUについて「日テレ次第」だと予想していた。

「NiziUは今のところ日本テレビの全面バックアップを受けている状態です。他局発のグループだからNGということはないのですが、正式デビューが12月ということもネックになっています。曲はめちゃくちゃバズっているんですが、現状は“プレデビュー”の状態なので、“2020年での実績はなし”と判断される可能性もある。

来年に見送られるかもしれません」(同)

 初の無観客ということで、さまざまな面で注目される今年の紅白。果たして、東野の予想は当たるのだろうか。