DISH//の後輩にあたる若手ダンス&ボーカルグループ「ONE N’ ONLY」(ワンエンオンリー)の“国外人気”が業界内外で注目を集めている。
ONE N’ ONLYはスターダストプロモーションに所属する6人組グループ。
「今年1月にデジタル配信したラテン調のシングル『L.O.C.A』のポルトガル語バージョンを9月に発表したのですが、このミュージックビデオが公開から8日ほどで100万回再生を突破。彼らにとっては異例のスピードでの100万回達成となったのですが、これを後押ししたのが、中南米での人気の高まりだといいます」(音楽ライター)
なぜ日本のグループが中南米で人気になったのか。
「きっかけはTikTokです。コロナ禍で思うように活動ができなかったこともあり、さまざまな“踊ってみた”動画をTikTokに公開していたのですが、昨年11月にブラジルの人気デュオの曲で踊った動画を上げたところ、80万回近い再生回数を記録。
こうした背景もあって、「L.O.C.A(PT-BR ver.)」のミュージックビデオのYouTubeページにはポルトガル語のコメントが多数並んでいる。TikTokでは、ブラジルやメキシコのフォロワーだけで100万人いるという。
「TikTokのフォロワー数は今や340万人。日本人のグループでは嵐などを抜いてダントツの1位です。近年はTikTokからヒットが生まれる傾向が世界的にあり、全米チャートでは数々のトップ10ヒットが誕生。
ONE N’ ONLYは「J-POPでもK-POPでもない、”JK-POP“として唯一無二のスタイルを貫く」と謳っている。こうした立ち位置も海外での評価につながっているようだ。
「南米はK-POPが人気で、ワンエン(ONE N’ ONLY)は身長も高いし、日本語の歌詞の発音の仕方やパフォーマンスもK-POPぽいからウケた部分もあるのでは。今年7月に『ZIP!』(日本テレビ系)で取り上げられた際には、メンバーのNAOYA(草川直弥)も『(ブラジルのファンには)日本のBTSだと思われているのかも』と話していました。
スターダストの若手俳優で構成されたEBiDAN(恵比寿学園男子部)からは、超特急とDISH//以降はなかなか人気が出るグループが出ませんでした。ワンエンは他のグループと違い、クールで“治安悪め”な売り出し方だったため、従来のEBiDANファンからは賛否あったものの、どのグループよりもTikTokやYouTube更新、Instagram生配信などを活発にやっていて、そういうところもK-POP的。ブログなどではメンバーの素が丸出し垂れ流しなのがよくて、こういうところもBTS的というか、海外のK-POP好きの人たちにウケたのでは」(アイドルウォッチャー)
ONE N’ ONLYが、名前どおり“唯一無二”の日本人グループとして世界に羽ばたく日はそう遠くないのかもしれない。