愛子さま

今週の注目記事・第1位「ジャニーズ事務所 英BBC性加害告発番組の衝撃」(『週刊文春』3/16日号)

同・第2位「『愛子さま』御所でお見合い⁉ お相手は…一石二鳥の最強カードは旧宮家『賀陽家』美男のご子息」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第3位「酒鬼薔薇に憧れた中学襲撃17歳の暗黒面」(『週刊文春』3/16日号)「『埼玉・中学校襲撃』の『猫殺し少年』叔母が語る『トイレの壁にまで…』両親が求めた『“御三家”進学』の夢の果て」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第4位「大川隆法(66)『遺産と後妻』」(『週刊文春』3/16日号)

同・第5位「タリウム毒殺 舞妓ビジネス社長(37)が堕ちた女子大生(21)不倫」(『週刊文春』3/16日号)

同・第6位「日立は私たちに“原発漏水”を下水に捨てさせた」(『週刊文春』3/16日号)

同・第7位「小室圭さん&眞子さん夫妻 愛の巣マンションの“内部写真”」(『フライデー』3/24日号)

同・第8位「岸田首相が『キーウ訪問』を狙っているトホホな“見どころ”」(『サンデー毎日』3/19日号)

同・第9位「『総務省内部文書』にケンカ腰でも『高市大臣』のご難続き」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第10位「デキる男の落とし穴⁉『検察界の北川景子』が壊れそう…『美人秘書官』を連れまわす『斎藤健』法務大臣」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第11位「コロナワクチン被害『認定遺族』の慟哭 救済申請殺到でも『厚労省は“ワクチン死”を認めないのか』」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第12位「厚労省“天下り”が国立病院を壊した」(『週刊文春』3/16日号)

同・第13位「“侍ジャパン”支配『ダルビッシュ』を脱皮させた『リアル女房』のすごみ」(『週刊新潮』3/16日号)

同・第14位「栗山英樹WBC監督の“清貧”と“信仰”」(『週刊文春』3/16日号)

同・第15位「話題のAI『チャットGPT』に『死ぬまでSEX』のコツを聞いた」(『週刊現代』3/11・18日号)

同・第16位「的中率8割強の地震予測が緊急警報『3週間以内に首都圏でM7』」(『週刊ポスト』3/24日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 

 今週は現代(3月8日、水曜日発売)とポスト(3月10日、金曜日発売)もある。

 ところで、12年目の3・11がきた。

東日本大震災の爪痕もまだ癒えないのに、岸田首相は原発の汚染水を海に放出する日程を決めるといい出した。

 この男には、原発事故でまだ多くの人が苦しんでいることや、福島の漁師たちの多くが汚染水放出に対して反対している声を聞き取ることができないようだ。

 この時期になるといつも出てくるのが、次の大地震はどこで起きるかという特集で、現代とポストが必ずやってくる。

 今週も現代は、「次のM9はここで起きる!」という特集を組んでいるが、毎度おなじみの危険地域の羅列である。

 しかし、ポストは違う。「緊急警報! 3/31まで3週間以内に北海道、東北、関東でM7」が起きるというのだ。

 しかも、ギリギリに突っ込んだのだろうか、たった1ページなのである。それだけ緊急性が際立っている。

 予測は毎度おなじみの村井俊治東大名誉教授がやっている「MEGA地震予測」だが、このように日にちを限定して、しかも、短期間で、ピンポイントに予測したのは初めてではないか。

 私も現役時代には、この手の地震予測記事はよくやったが、このように期限を区切ってやったことはなかった。

 第一、3月31日までとすると、先日のトルコ地震に怯えている日本人には刺激が強すぎるし、不安感をあおり過ぎる。

 もし当たらなければ、「MEGA地震予測」の信頼度は地に堕ちる。

 内容は、一番危険なのは「東北警戒ゾーン」で、3・11の時のような大地震と酷似した前兆が現れているとしている。

 危険度2位は、「首都圏と甲信」、危険度3位が「北海道 根室から釧路」だという。

 北海道から関東地方には、3月31日までにM6・5+-0.5の地震が起きるというのである。

 危険度4番目の九州警戒ゾーンでは、3月25日までにM5・5程度の地震が起きる可能性ありという。

 ここまで期間を絞り、警報を出したからには、村井名誉教授にも覚悟があるはずだ。

 この記事を読んだのは9日。

その夜の8時30分ごろ、宮城県震源地とする最大震度4の地震があり、私は都内の病院に入院中だったが、少し揺れてビックリした。

 それに続いて、千葉だったと思うが、小さな地震があった。

 ついに来たかと一瞬思った。いつ来ても不思議ではない南海トラフや首都直下型地震だが、死ぬことと同じで、その時が来るまでは日常が続いていくのである。

 今回の予測が当たらないことを祈るが、もし外れたら、村井名誉教授は何といって謝罪するのだろう。

 

 さて、最近AIチャットGPTという言葉を聞かない日はない。

 なんでも、まるで人間と対話しているかのようにチャットが行え、哲学的な問いにまで答えてくれるというのだ。

 もちろん、フェィクニュースや偽情報も入っているから、そのまま使うとリスクを伴うが、何やら面白そうである。

 現代はそれを利用して、死ぬまでSEXの「コツ」を聞いてみたというのである。

 最初、AIチャットGPTは、「このような個人的なトピックについては、オンライン上の議論は適切ではない」と回答を拒んだというから、なかなか大したものである。

 粘り強く現代が対話を続けると、「個人差があり、必ずしもすべての女性が好むわけではありません」とためらいつつも、次のように回答したそうだ。

「前戯や愛撫を重視する。

女性はセックスの前に十分な前戯や愛撫を受けることが重要だと感じている場合があります。これは、女性の体がより刺激を受けやすいためであり、前戯や愛撫によって、女性はより高い快感を得ることができます」

 まあ、紋切り型の文章だが、現代はこれぐらいでは許してくれない。

 クリトリスを舌で刺激するときの、適切な角度や時間について教えろというと、

「舌の角度は、クリトリスの突起部分に対して平行にして、ゆっくりと触れるようにすると効果的です。

 時間の長さも重要なポイントです。最初は短時間の刺激から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、女性の性的快感を高めることができます(略)」

 さらに現代は、骨盤底筋の鍛え方から、SEXの満足度までを問いただす。

 SEXは、経験を積んだ人が相手の反応や感触をつかむことで、より充実したSEXができると、死ぬまでSEXの極意まで伝授してくれたそうだ。

 さらに、女性を絶頂へと導くことができる「体位」を聞くと、カウガール、ドッグスタイル、スプーン、ミッショナリーなどと答えている。

 現代は、AIチャットGPTに「官能小説」まで書かせているが、これもそつなくこなしているようだ。

 AIチャットGPT畏るべし。だが、AIが拾ってきた「知識」は、現代やポストがこれまでに書き飛ばしてきたデータに違いない。

 そうした限界は、AIチャットGPTにはあるということを、現代は忘れてはいかん。自分たちは忘れていても、AIチャットGPTは過去からそうしたものを引っ張り出し、文章らしくしているのだから。

 だが面白そうだな。AIチャットGPTを教えてくれる人いないかな?

 

 話は変わるが、先週月曜日から、脊柱管狭窄症の手術で、都内の国立病院に入院していた。

 手術は内視鏡だったので、術後も大した痛みはなかったが、その日は身体にいろいろ管が付いているので寝返りがうてずに往生した。

 深夜になっても眠られずに悶々としていたのだが、すると、隣のベットの患者が、「何妙法蓮華経」を唱え始めたのである。

 それが延々続いた。日蓮宗だということは分かるが、創価学会かどうかまでは、私には分からないが、深夜、読経が病室からナースステーションのほうにながれていくのは、なかなかいいものであった。

 

 話はそのことではない。WBCを率いている栗山英樹監督(61)は、昔は女優たちとも浮名を流したらしいが、今は、北海道の夕張郡栗山町に約五千平米の広大な土地を有し、そこに住んでいるという。

 文春によれば、私財を投げうって地元の少年たちのために天然芝の野球場を造ったそうである。その名も「栗の樹ファーム」。日ハムの監督に就任してからは、敷地内に建てたログハウスで暮らしているという。

 そんな「清貧」な生活を送っているらしい栗山監督は、創価高校の出身で大学は東京学芸大。熱心な創価学会員らしく、「第三文明」や「パンプキン」などにはよく登場してきたという。

 WBCのベンチにいる栗山監督は、どことなく求道者のように見えるのも、信心と清貧のためなのだろうか。

 WBCは予選が終わり、16日からは準々決勝が始まる。大勝に次ぐ大勝だから不安材料はないように見えるが、ダルビッシュ有の調子がいま一つなのと、4番を任されている村上が絶不調なことが気がかりである。

 さらに、はるかに格下相手に、10点差をつけてのコールドゲームがなかったことだ。

 日本のいたグループは他に比べるとレベルが落ちるのに、前半だけに限れば、相手チームに点を取られ、いい試合になってしまった。

 準々決勝のイタリアは安全パイだろうが、準決勝や決勝はこのままは行くまい。私はどこかに負けて2位というのが順当ではないかと思っているのだが。

 

 そのダルビッシュだが、二度目に結婚した元女子レスリングの山本聖子との間に3人の子供がいて、山本もバツイチで4人の子どもがいるそうだ。

 だが、そんな育児で忙しい中、彼女は夫のために甲斐甲斐しく働き、新潮によれば、良妻賢母の鏡のようだという。

 ダルのために、身体づくりのための栄養を考え、昔はちょいワルだった夫を支え、WBCのチームはダルビッシュ・ジャパンではないかといわれるようにまでなった。

 たしか42歳までは高額な契約を交わしているから金銭的には心配はない。あとは、次の登板でダルがどういうピッチングを見せるのか。そこに関心は集まっているようだ。

 

 先ほどもいったように、私が入院していたのは国立病院だったが、看護師たちは親切で、夜中でも何くれとなく世話を焼いてくれた。

 だが、文春が連続追及している独立行政法人国立病院機構(NHO)傘下の病院の中には、過重労働、残業代なし、人手不足が深刻な病院が多くあるという。

 そうした悲鳴のような声はなぜ、NHOに届かないのだろう。

 本部関係者によると、「実際におカネがない」のは事実で、しかもわずかな利益でさえも、機構が生んだ利益を国が吸い上げてしまうというのである。

 さらに、岸田政権が打ち出した防衛費大幅増額の財源として、NHOの積立金422億円が国に徴収されようとしているそうだ。

 その上、厚労省の天下りを受け入れているため、彼らは、医療現場のことなど分からないし、2、3年でまた厚労省に戻ってしまうから、病院がどうなろうと、看護師がどうなろうと知ったこっちゃないというのである。

 機構の中で“ドン”といわれている古川副理事長は、文春に対して、

「報道にあった事案は全て確認して、逃げずにちゃんとやっていければと思っています」

 と答えている。口先ばかりじゃだめだ、すぐにできるところから改革すべし!

 さて、新潮が連続して追及しているコロナワクチン接種の闇だが、今回は、2021年10月に夫を亡くした須田睦子(34)が「認定遺族」として認められたことを報じている。

 9歳、3歳、2歳、お腹の中にも産まれてくる子どもがいた。コロナワクチン接種後に夫が亡くなってしまったため、パート代7、8万円ではどうしようもなく、長男が下の子どもたちの面倒を見ていたという。

 夫は亡くなり、生活は窮した。そこで須田は、ワクチンによる健康被害が出た時に医療費や最大4400万円の死亡一時金が出る「予防接種健康被害救済制度」に申し込み、今年2月、須田の夫の死亡例がその1件として認められたというのである。

 良かったとは思うが、夫の死がワクチン接種と因果関係があると認められたわけではない。

「厚労省は、ワクチン接種で亡くなった人はいません、という態度を変えておらず、そこは本当に納得できない」(須田)

 厚労省はいつまでこのような不可解な態度をとり続けようというのだろう。

 だが朝日新聞(3月11日付)によると、遅まきながら厚労省も認める方向に舵を切ったらしい。

「厚生労働省の専門家部会は10日、新型コロナウイルスワクチン接種後に亡くなった42歳の女性について、ワクチン接種と死亡との因果関係は『否定できない』と評価した。『副反応疑い報告制度』にもとづくコロナワクチン接種後の死亡例では、因果関係はこれまで『評価できない』『認められない』のいずれかだったが、『否定できない』とされたのは今回が初めて。

 ワクチンは米ファイザー製のオミクロン株対応のもの。関係者によると、女性は昨年11月に愛知県愛西市の集団接種会場で、接種後に容体が急変して亡くなった飯岡綾乃さんという。

 飯岡さんには高血圧や2型糖尿病など複数の持病があり、死因として考えられる『肺血栓塞栓(そくせん)症』について残っていた画像検査で検証したが、確認できなかった。このため、部会は『ワクチン以外の原因として死因となる具体的な異常所見は同定されない』とした」

遅すぎる! これを機に、これまでの死亡例を見直し、ワクチン接種と死亡の因果関係を分かった分だけでも公表すべきである。

 お次はよくわからない話である。

 エリートだといわれる斎藤健法務大臣(63)が美人(グラビアページに顔写真があるが確かに美人だ)秘書官を日曜日でも自分の仕事に連れまわしているというのである。

 斎藤はバツイチ、この美人、中村明日香(43)も独身。すわ、年の離れた永田町の恋かと思ったら、どうやらそうではないらしい。

 やたらどこへでも連れまわすから、「マスク越しでもお疲れの様子が伝わってくる」(新潮)そうだ。

 彼女は法務省所属で、過去には東京、大阪などで検事をしていたそうだ。斎藤大臣は、「俺が育ててやろう」という気持ちなのかもしれないが、自民党関係者にいわせると、「中村秘書官は疲れが目立ち、メンタルにきているのか、暗い顔をしていることもあるそうです」。

 彼は、美人秘書官を連れているのが嬉しいのかもしれないが、私物ではないのだから、週末ぐらいは自由にさせてあげないと、有権者からも批判が出るかもしれない。

 それとも、公私を共にするのなら、結婚してしまうという選択肢もあるかもしれない。彼女がなんというかな。

 ところで、高市早苗というのは、安倍の単なる腰巾着だったから、彼女が凄めば凄むほど滑稽になる。

 いい年をした大人が、小学生でもわかるごまかしを国会でいい放つなど、惨めさが体全体を覆っている。

 早く引退したほうがいいと思うのだが、こういうのに限って、いつまでも地位にしがみついているんだ。どうせ、衆院か参院の議長でも狙っているのだろうが、醜さが日増しにひどくなってきている。

 現在は経済安保担当相という閑職だが、以前は、安倍の威光を頼って、総務大臣としてメディアににらみを利かしていたことがあったのだ。

「放送法の政治的公平性をめぐり、首相官邸側とのやりとりを記したとされる総務省の内部文書。同省は7日、すべて行政文書だと認めて公表したが、当時の総務相だった高市早苗経済安全保障担当相は、自身に関する記述について『捏造(ねつぞう)だ』と改めて訴えた」(朝日新聞DIGITAL 3月8日 7時00分)

 さらに、

「この文書によると、高市氏は総務省の安藤友裕情報流通行政局長(当時)らに『テレビ朝日に公平な番組なんてある?』などと発言。放送法の政治的公平性についての新たな解釈を国会で取り上げることに関して、『苦しくない答弁の形にするか、民放相手に徹底抗戦するか』『総理も思いがあるでしょうから、ゴーサインが出るのでは』などと述べたとされる。

 別の2枚の文書には、日付はあるが、具体的な時間や場所はなく、高市氏が総務省からレクを受けた際に『民放と全面戦争になるのでは』『総理に直接話をしたい』と発言したとされることや、高市氏と安倍晋三首相(当時)が電話会談したことが記録されていた。会談内容として『問題意識を持っている番組を複数例示?(サンデーモーニング他)』などの記述もある。

 高市氏は会見で、『私と総理が電話したという会話の内容が書かれたような文書があるが、そのような電話はしていない』と否定。『議員辞職を迫るのであれば、4枚の文書が完全に正確なものであることを相手様も立証しなければならないのでは』『大臣に何らかの報告をあげたというようなパフォーマンスが(官僚側に)必要だったんじゃないかと推測もできる』と述べた」

 そんな文書は捏造だから存在しないといっていたのに、こうした文書があったことが確認されると、野党側がこの文書が正確なものかどうかを立証して見せろといい出す。

「安倍という下駄が脱げて転んでしまった」(政治アナリストの伊藤惇夫)

 高市は、自ら辞めることでしか、体面を保てる方策はなくなってしまったようだ。身から出た錆だが。

 さて、岸田がウクライナのキーウ電撃訪問をまだ諦めていないと、サン毎でジャーナリストの鮫島浩が書いている。

 5月に広島であるG7サミットで最大の焦点となるウクライナ戦争問題で、サミット参加国でキーウを訪問していないのは、議長国の日本だけである。

 だが、今さら岸田が行ってもやることなど何もない。せいぜい、援助金を増やすとか、殺傷兵器を贈るとかだが、この国は、殺傷兵器の援助はしてはならない。

 だが、行く必要などないといわれれば、無能な宰相は「何としてでも行きたい」と駄々をこねるのがお決まりだ。

 それに、秘密裏にキーウ入りできれば、世論調査の数字も上がるかもしれない。

 だが、万が一行くとしても、誰が岸田の命を守るのか? 自衛隊はやらないだろうし、SPだけでは心もとない。

 というわけで、まず行くことはないだろうが、行ったとしてもどれほどの意義があるかといえば、ほぼゼロ。泥沼化している戦争の深みにさらに足を踏み入れるというのが鮫島の見立てである。

 なんの役にも立たないが、物事を悪化させる力は持っている。それが岸田政権の本質であろう。

 お次は、フライデーが掲載した、ニューヨークのヘルズキッチンのマンションに住んでいる小室夫妻のお話。

 フライデーは、現地の不動産会社関係者から、2人が住んでいる部屋と同じ間取りの写真を入手したそうである。

 家賃は50万円以上といわれているが、40㎡だから、写真からでもその狭さがわかる。

 バスタブとトイレが同じ。ここに大の大人が2人、四六時中顔を突き合わせているとなれば、われわれのような夫婦は喧嘩が絶えないだろう。

 このところ、引っ越しするという報道がなされているが、少なくともプライバシーがあるもう少し広い部屋に移ったほうがいいというのは、私でもわかる。

 だが、今より広いというと家賃は100万近くになるかもしれない。それだけで年に1200万円か。

 いっそ、眞子さんが持ってきたという持参金1億円で、マンションを買ったらいいのに。そうすれば2000万円あれば、ゆったりした生活が送れると思うのだが。

 

 さて、皆さんは、神奈川県川崎市麻生区の住宅街の中にある純国産原子炉「王禅寺センタ」というのをご存じだろうか。

 原子炉設計技術の確立や原子炉技術者の教育を目的にした施設であるという。

 文春によると、2013年10月28日に同センタの管理区域で、原因不明の水漏れ事故が発生していたというのだ。

 2人のALSOKの警備員が担当していたときだったが、放射性廃棄物保管棟地下の旧補機室で原因不明の水漏れを発見したという。

 漏水はだんだん増え、日立の社員たちと2人の警備員が朝から夕方まで漏水をバケツに汲む作業を続けた。

 日付が変わる直前、日立の社員が漏水事故が起きたことを原子力規制庁や川崎市の危機管理部にFAXで通報。

 その後、社員たちは警備員を残して帰ってしまったというのである。翌日、出社してきたA主任技師は、原子力規制事務所から視察に向かうという連絡が入ると、補機室に股下まで溜まった水を「水が多すぎてキリがない。(建屋の)前の排水溝に捨ててしまえ」と命令したというのである。

 建屋の外の排水溝は一般の下水道に通じている。王禅寺センタは坂の上にあり、破棄した水は住宅街の下水道に流れ込むのだ。

 当時の現場責任者で副センタ長だったBは、

「近隣住民の迷惑になるから、このことは口外しないでほしい」

 と要求したそうである。

 ふざけた話だ。線量も測らず、捨ててしまって、住民には説明もしない。

 当然だが、今回2人の内部告発者が出ても、日立側は文春に対して、問題なかったというだけ。

 だが告発者の1人が、2018年当時、まだ技師だったCに、事故のことを問いかけてそれを録音していたのだ。

 そこでCは、Aの指示で漏水を外に廃棄していたことを認めている。

 日立でさえそうなのだから、“悪質”な東電だったら、放射線量が高いと分かっていても、捨ててしまって恥じないのではないか。

 このように、モラルさえほとんどない連中に、原発という危険極まりないものを扱わせてはいけない。

 こんな連中のいる原発の稼働を延ばしたり、新規に原発を建てるなど、やめておいた方がいいこと、いうまでもない。

 風評被害が少なくなってきた福島で獲れる農産物や魚だが、また汚染水を海に流せば、再び風評が高まり、せっかく下火になってきていた他県の買い控えが、また始まるに違いない。まだ時期尚早。今はやめといたほうがいい。

 次は、京都で起きたタリウム毒殺事件である。

 舞妓をいろいろなところに派遣する「舞妓ビジネス」を手掛けている宮本一希(37)が、イベントを手伝ってくれている立命大の濱野日菜子(21)を、彼女の自宅でタリウムを飲ませて殺したというものだが、動機がわからない不思議な事件である。

 2人は祇園にある会員制のバーによく来ていて、その日も仲良く会話をした後、濱野のワンルームマンションへと入っていったという。

 だがその後、宮本にタリウムが混入した酒を飲まされたようだ。朝までそこにいて、宮本は朝方、彼女の母親に電話をしている。

 その後、救急車で搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 だが、不倫か何かで揉め、殺そうとしたのであれば、いつまでもそこに残って、母親に来てもらうというのは不自然であろう。

 もともと宮本は、京都市左京区の資産家の家に生まれている。彼は舞妓ビジネスのほかにも京都市内にいくつもの不動産を持っているという。

 不倫関係のもつれというのはあったかもしれないが、すぐに犯人だと疑われるような殺し方は解せない。カネに困っていたとしても、彼女を殺すメリットが思いつかない。

 動機なき犯罪か。そういうのもあるようだが、このケースの場合、読む限りはそうした気配はないようだ。

 大阪府警が動機の解明をできるのかどうか。タリウムの入手先はどこなのか。まずは、そこから解明していかないと、事件の全容はわからない。逮捕したが、意外に難航するかもしれないぞ、この事件は。

 

 ところで、幸福の科学の大川隆法総裁の突然の死には、私もビックリした。享年66。

 この教団と私は因縁がある。

 1991年9月に「幸福の科学事件」というのが起きた。私が編集長だったフライデーで、この新興宗教団体の教祖・大川隆法について取り上げた記事に、信者たちが猛反発したのである。

 それまでは、東大卒の教祖を取り巻く緩やかな宗教団体というイメージだったが、その日を境に教団は姿を変えた。

 朝、講談社に行くと、社内の入り口は幸福の科学の信者たちに占拠されていた。口々に「編集長を出せ」「社長に会わせろ」と大声で怒鳴っていた。

 その日から丸二日、電話とFAX攻撃を仕掛けてきて、講談社の業務はストップしてしまった。

 ここから、お互いが訴訟をし合う「10年戦争」が始まるのである。

 歌手の小川知子と直木賞作家の景山民夫を先頭に、講談社の前を「フライデーを廃刊にせよ」とシュプレヒコールしながら通るデモが、テレビのワイドショーで何度も取り上げられ、話題になった。

 景山を「弟子」にもつ立川談志師匠が、「景山との仲直りの場をつくろうか」といってくれたこともあった。

 その景山は1998年1月に自宅の風呂場で謎の死を遂げてしまうのである。享年50。なぜか私も警察に呼ばれアリバイを聞かれた。もちろん私は無関係だったが、才能のある作家だっただけに残念だった。

 この“事件”は幸福の科学にとっては飛躍のチャンスになったのだろう。それ以降も信者数を伸ばし、あちこちに幸福の科学ビルを建てていった。

 中でも、大川総裁の出版ビジネスはものすごいものがあった。一冊出せば、信者たちに大部数を買わせるのである。だから、大川総裁の本は出せばベストセラーの上位に顔を出した。

 このやり方に信者たちは泣かされたはずである。ある意味、統一教会のやり方よりも酷いかもしれない。

 そうして幸福実現党までつくり、毎回、何人もの候補者を出すが、未だに当選者はいない。

 文春によると、2016年末の宗教法人全体の総資産は2457億円で、そのうち固定資産が1792億円と財務基盤は強固なようだ。

 だが、「植福(しょくふく)」と呼ぶお布施はこのところ落ち気味で、大川総裁は危機感を抱いていたようだ。

「十七年十一月六日付『稟議書(十八年度事業計画案)』には、直筆でこう綴った。

〈立宗期のいきおいがなければ倒産ラインにある。総裁に何かあれば3年以内につぶれる〉

 同日付の『報告書(財務月報)』では、こんな“本音”も直筆で綴っている。

〈どこでも宗教の本質は『洗脳』なのだ〉」(文春)

 これは、大宗教団体をつくり上げた総裁の言葉としては、「名言」であろう。

 一代で作り上げたものは、一代で消えるのかもしれない。

 最初の妻は離婚して離れ、長男も外に出て、父親批判を繰り広げている。

 そう簡単に後継者は見つからないだろう。その前に、資産の争奪を巡る醜い骨肉の争いが起こるかもしれない。

 それがこういう宗教団体の宿命でもあると思う。

 猫の死体が発見された時点で、1997に起きた神戸連続児童殺傷事件、いわゆる酒鬼薔薇聖斗事件を思い出し、嫌な気がしたものだ。

 事実、3月1日、猫殺しをした17歳の少年が、埼玉県さいたま市立美笹中学校に侵入して、60歳の男性教員と揉みあいになり、取り押さえられたが、教員は全治数カ月の重傷を負った。

 少年は、「誰でもいいから殺したかった」といっていると伝えられている。

 新潮によれば、少年の一家が暮らしているのは、さいたま市浦和区。両親は共に東京都庁に勤務している地方公務員だという。

 動機ではないかと思われるのが、親から期待され、優秀な姉をもつため、名門中学を受験したが失敗してしまったことだった。その後、彼は不登校になってしまったという。

 酒鬼薔薇聖斗にも関心を持っていたようだが、昨年8月に渋谷区の路上で母と娘に切りつけた戸田市に住んでいた中学3年生の女子に憧れていたと、新潮が報じている。

 なぜなら、少年が刃物を持って侵入した中学校は、渋谷の事件を起こした女子中学生が通っていた学校だというのだ。

 もし、60歳の男性教員が体を張って少年を取り押さえていなければ、多くの中学生たちが犠牲になっていたかもしれないのだ。

 中学生が、「人を殺してみたかった」などという動機で、ナイフを持ち中学校に侵入して無差別殺人をしようと、なぜ考えるのだろう。

 この国の闇はこうした若い魂までも腐食させてしまったのだろうか。ホームレス狩り、高齢者狩りから、子ども狩り……。水と安全はタダだったこの国の美点は、このまま失われるのだろうか。

 

 今週の第2位は、天皇の長女・愛子さんの結婚相手は誰かという新潮の記事。

 要は、旧宮家の中でいえば、ここではないかという新潮流の記事作りではあるが、納得できるものはある。

 賀陽(かや)家の現当主・賀陽正憲(63)は、学習院初等科以来の天皇陛下のご学友で、ここには現在の皇室に近い20代の男系男子が2人いるという。

「正憲氏には、現在27歳と25歳になるご子息がいます。ともに学習院高校を経て、お兄さんは早大政経学部、弟さんは同理工学部を卒業しました。これまで新年祝賀の折など、ご学友として陛下にお目にかかる際に、お子さん方も連れて行ったことがあったのです」(皇室ジャーナリスト)

 そういうときに、雅子さんや愛子さんも同席することがあったという。

「そうした機会がきっかけで、賀陽家の兄弟は愛子さまとの交流が始まったと聞いています。とりわけ弟さんは愛子さまと4歳しか違わず、年代が近いこともあってことのほかお話が盛り上がり、最近も御所で面会していたというのです」(同)

 だが、もし結婚という運びになっても、事はそう簡単ではないと麗澤大学の八木秀次教授がいう。

「もし旧宮家の方々が養子に入るとすれば、今上陛下との血筋の近しさから常陸宮家がふさわしいのではないかと思います。愛子内親王殿下と賀陽家のご令息とのご縁がよい方向に進んだ暁には、まずお子様のいらっしゃらない常陸宮家にご令息が養子入りし、その後にご成婚という流れが望ましい。となれば、愛子内親王殿下は妃殿下として皇室にお残りになることができ、男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」

 現行の皇室典範は、皇室が養子を迎えることを禁じている。が、八木教授は「皇室を安定的に維持するためには、特例法で一時的に養子を取れるようにすべき」と語っている。

 そう先の話ではない。女性天皇を誕生させるのか、させないのか。そうしたことにも関わってくる“重大事”だから、今すぐに始めなくては遅きに失する。

 何度もいうが、私は愛子天皇待望論者である。

 さて、今週の第1位は、イギリスの国営放送BBCが、故・ジャニーズ喜多川の子供に対する「性虐待」のドキュメンタリーを3月7日(英国時間)に放送したという文春の記事に捧げる。

 BBCが放送する『BBC Two』の3月7日午後9時(現地時間)のゴールデンタイムで、1時間の衝撃的なドキュメンタリー番組が放送された。

 タイトルは、『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop(プレデター~Jポップの秘密のスキャンダル)』

 プレデターというのは「捕食者」、「(金銭的または性的に)人を食いものにするやつ」(研究社 新英和中辞典)の意味。

 文春によれば、ここで名指しされている人物は、2019年に死去したジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)である。

 番組はジャニー氏を「Jポップ界のゴッドファーザ―」と表現している。

「ジャニーズのアイドルがメディアを席巻し、街を歩けば、至るところに、グッズ、広告などあらゆる姿で存在している様子を映し出す。そして、レポーターはこう切り出した。

〈しかし、何十年もの間、ジャニー喜多川にはある疑惑がつきまとっていました。事務所に所属する少年たちに、性的虐待を加えていたという疑惑です〉」(文春)

『プレデター』には被害を受けた元ジャニーズJr.の男性3名が、顔を出して登場している。
画面いっぱいに映る黒ぶち眼鏡にマスク姿の男性。俯きながらこう声を絞り出している。

「戻ってきた時には多分、顔は……。(声を詰まらせて)ちょっとごめんなさい。(顔は)おかしかったと思うので。皆には夢が壊れたとか、そんな感じで言って、そのあとに何人かが、『これを我慢しないと売れないから』と」(同)

 冒頭の黒ぶち眼鏡の男性は30年以上前にジュニアだったハヤシ(仮名)で、彼は15歳
のときにオーディションに合格したという。

 初めてのレッスンの日、“合宿所”と呼ばれるジャニー氏の自宅マンションに呼ばれた。

 そこでほかのジュニアたちと遊んでいると、ジャニー氏から、「お風呂に入っておいでよ」と声がかかったという。

「風呂場に行くと、ジャニー氏がバスタブにお湯を張ってくれた。

『上着を脱がしてくれて、そこまではまだ親切だなと思っていたんですが、ズボンに手がかかって、自分で脱げますと言ったときに、無言だったんですね。それがすごい恐怖心で。そのまんま何もできず、ズボン脱がされ、ジャニーさんはお風呂に入らない、洋服も着てますけど。僕一人お風呂に入れられて全身洗われて、お人形さんみたいに』

 その夜、ハヤシ氏はジャニー氏に夜通しマッサージをされたという。別の日にはジャニー氏から、『口でされた』とも明かした」(同)

 ハヤシはインタビューの最後にこういっている。

「売れている人に限っては、ジャニーさんのおかげで、入った瞬間から人生が変わっていると思うので、感謝の気持ちは皆さん一杯あると思うんですけど。感謝の気持ちと、性犯罪は別なんだと思うんです」

 レポーターのモビーン・アザーは文春の取材に対して、こう答えている。

「取材中、彼は突然泣き始めました。ごめんなさい、ごめんなさいと謝り続けたんです。ハヤシさんや発言した人たちには、何も謝る必要はなく、恥ずかしいことは何もないと、ここで言明したい。沈黙を打ち破り、体験を伝える人々の勇気がなければ、この番組は成り立たなかった」

 この番組は、ジャニー喜多川の「性加害」を、世界で初めて取り上げたテレビ番組になったのである。

 番組でレポートしたアザーはこういっている。

「最もショックを受けたのは、ジャニー氏の不適切な行為を経験した人たちが、『大したことではなかった』と言っていたことです。フランス語で『プラゼー』と言いますが、『まぁまぁ、わかったよ。起こってしまったこと、そんなに悪いことじゃなかったよ』という態度です。これは自己防衛本能ではないかと思っています」

 担当記者も、

「性被害を打ち明けてくれた少年の中には、『ジャニーさんはすごく良い人だった』と言う方もいました。法廷で証言してくれた少年も、裁判官からジャニー氏に伝えたいことはと問われ、『ジャニーさん、長生きしてよ』と語ったそうです」

 性犯罪の被害者支援に携わる川本瑞紀弁護士はこう解説する。

「性被害に遭っても、なかなか認められないことも多い。それは自分を無条件に肯定してくれた人が、性行為だけが目的だと信じたら、自分が壊れてしまうから。だから認めたくないのだと考えられます」

 番組を作るうえで、ジャニーズ事務所の取材は当然だが欠かせない。BBCの取材班は事務所まで乗り込んだそうだが、取材はできなかったという。

 BBCのインマン恵がこう話す。

「日本のエンターテインメント界で、ここまで力を持つ会社が取材を受けないことにとても驚きました。少年の性被害という重大な問題について聞いているわけですから、説明する責任があるはずです」

 それは日本の大手メディアも同じだった。BBCは、公共・民間放送、新聞に取材をしたが、

「完全な無視か、丁寧な拒否でした。『ご関心をお寄せ頂き有難うございます。ただ私たちは関与したくはありません』というもの。取材に応じたのはゼロ」(アザー)

 何十年も続いてきた、自分のところのタレントたちへの性的虐待を、見て見ぬふりをしてきた日本のジャーナリズムの責任は重いはずだ。外国のメディアがここまで掘り下げて取材し、ジャニーズ事務所の社長であった人間の責任を追及しているのに、それには答えず逃げてしまっているのは、自らがジャーナリズムを放棄しているといってもいいはずである。

 3月下旬には日本でもBBCワールドニュースで放映することが決まった。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 まずは現代から。

「福原遥 春、舞い上がります!」「大原麗子 永遠の銘花」「菊地姫奈 とにかくまるっと全部、ヒナ! ポスター付き」

 お次はポスト。

「大人のためのエロ漫画」。袋とじ「桐條紗綾 G線状のお姉さん」。袋とじ「いやらしいサクラ、咲いちゃった♡ 桜空もも」「Momoco写真館 青春の恋人たち 本田美奈子ほか」

「あまつまりな 凛として、楚楚。」「両A面ポスター 斉藤慶子」

 どちらもイマイチ。決めて勝負にならず、今週は引き分け!