東野幸治(GettyImagesより)

 こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。

いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第104回目。今回は3月31日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で東野幸治さんが映画『シン・仮面ライダー』について話していた部分です。

 賛否両論ある『シン・仮面ライダー』を見て、東野さんは「俺、やっぱり庵野、好きやな。よかったよ! 『シン・ウルトラマン』よりも俺は好きやったよ」という感想を抱いたと話します。

 前作の『シン・ウルトラマン』についてはいまいちだったと言いつつ、「俺の中の庵野理論で言うと、だいたい2勝1敗なんすよ。俺の庵野は、いつも。

だからいつも『くっそー、庵野めー!』って言うけど、次はちゃんといいお返しをくれるっていうのが俺と庵野の関係やってん」と自身と庵野秀明作品の距離感を語る東野さん。

 「池松くん扮するシン・仮面ライダーも、ほんまにもう、碇シンジくんみたいな感じやし。浜辺美波ちゃん扮する緑川と池松くん。2人でちょっと泊まりにいかないけない時のあの感じ、ドキドキ感みたいな。なんともいえん童貞感みたいなところもよくて。あとライダーキックの時のキックの粘りがよくて。

 で、なぜか、なんでこの仮面ライダーっていう劇場版の映画にこんな有名人がいっぱい山ほど出てくんねん?っていうぐらい、いっぱい出てきて。長澤まさみさんも出てくるし。いや、まあまあ贅沢な感じで無事、僕の中では1号と2号も出てきたりもするし。なんか、面白い仮面ライダーだったなっていう感想ですよ」と『シン・仮面ライダー』をとても楽しんだようでした。

 さらに話題は庵野さんの『シン』シリーズの次回作へ移ります。「いろんな人にこの『シン・仮面ライダー』の話をするとやっぱり一番『おおっ!』ってなるのは『シン・キカイダー』。

これ、やってほしいですよね。『キカイダー』って今、考えたらめちゃくちゃですけど。真っ二つなヒーローを事故車みたいにひっつけたみたいな(笑)。頭の身長がちょっと違うヒーロー。で、その敵にはハカイダーっていうのがいててっていう、その『シン・キカイダー』をやってほしい。

 あと、あれもやってほしいのよ。

『シン・ライダーマン』。『仮面ライダーV3』の時に出てきたライダーマン。途中……ちょっと忘れたんですけど。片っぽの手だけがアタッチメントで武器になるっていう、すごい悲しいヒーローがいてたんですよ。子供の時は仮面ライダーごっこをしたら、なんとなく運動できへんとか、鈍くさいやつはライダーマンみたいな感じの扱いで。

 その悲しみみたいなのを庵野監督が上手に……言うたら拾い上げてくれて、面白い作品になんの違うかな? 2年後か、3年後か、わかりませんけれども。

ぜひぜひちょっと庵野さんに実写、やってほしいなと。僕たちが見た子供の頃のヒーロー物とか、実写物とか、そういうのを片っ端からちょっとやってほしいと思います」と話していたのでした。

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日刊サイゾー2023.03.31