
双方の所属事務所を通じ、離婚を発表した大河内奈々子と宅間孝行。翌日のスポーツ紙によると、昨年11月から長男のために広い自宅に住もうと神奈川・逗子に住まいを構えたものの、生活にスレ違いが生じてしまい、結婚6年目にして夫婦生活にピリオドを打ったという。しかし、この「スレ違い」という理由に疑問を持つのは、宅間と親交のある演劇関係者だ。
「正直言って結婚生活が6年も続いたということに驚きです。彼が旗揚げした劇団『東京セレソンDX』は1997年にスタートしましたが、共同で借金をして苦楽を共にしてきたスタッフは、現在誰ひとりとして残っていません。みんな宅間さんのやり方や性格に嫌気が差して、彼の元を離れていってしまったんです」
宅間は同劇団で俳優として舞台出演するだけでなく、脚本から演出まですべてを手がけている。また脚本家としてはサタケミキオ名義で活動してきたが、2009年からは宅間孝行で統一している。
演劇界では蜷川幸雄をはじめとして、“鬼演出家”による激しい演技指導が世間一般にも知られている。演技指導ではモノが飛んできたり暴言を吐かれたりといった厳しいシゴキの日々を、舞台を終えた俳優たちがインタビューなどで口にすることもある。
「でも宅間さんの指導は、他の演出家の方とは少し違うと思います。まず、気に食わないと男女問わず平気で手を上げる。それこそ頭を殴られたり腹を蹴り飛ばされたりなんて日常茶飯事で、ケガを負ってしまい舞台を降板するハメになった役者さんは何人もいました。なのに、大手プロに所属するタレントに限っては絶対に厳しくしないことにも腹立ちました。ただ単にストレス発散なのかって、みんな影で悪口を言っていましたよ」(同)