9月13日未明、突然の解散を発表したタッキー&翼。発表直後から、ジャニーズファンの間で悲しみの声が飛び交っているが、中には、「こんな発表の仕方はあり得ない」「いきなり『解散しました』なんて、受け入れられない」などと怒りを滲ませる者も少なくない。
解散並びに滝沢秀明の芸能活動引退、今井翼の退所が発表されたのは、日付が12日から13日に変わった直後。発表前に、2人がスポーツ紙のインタビューに応じていたことも判明している。
「これはジャニーズの常套手段。最も関係が深い朝刊のスポーツ6紙に、重要な情報を真っ先に、テレビなど他メディアには、2人やジャニー喜多川社長のメッセージが書かれたFAXを、12日の午後9時頃に送付したという流れです」(情報番組スタッフ)
そして、ファンが最も疑問視している“解散が事後報告だった理由”については、「諸々が決定した後、最短で発表できるのが13日だった……ということでしょう」(同)とのこと。
「ジャニーズは、所属タレントたちに関する情報解禁日を数カ月先まで設定し、個々の発表がかぶらないように配慮しているんです。
また、タッキー&翼が、デビュー16周年を迎える前日の9月10日を解散日とした理由についても、ファンから「なぜ?」という声が出ている。
「これは契約上の問題が絡んでいると思われます。デビュー日がレコード会社との専属契約更新日だったものの、すでに2人に活動する意思がないことから、延長する必然性がないと判断された……という説がささやかれています。ただジャニーズとしては、タッキー&翼として、ファンに最後の挨拶をする機会を設けるつもりだったようですが、両者とも、特に今井が、体調面の理由から固辞したといいます」(レコード会社関係者)
今井は退所後、しばらくは治療に専念するというが、ファンが最も気にしている“現在の体調”はどうなのだろう。
「本人と接している限りは、日常生活は問題なく過ごせる程度には回復しているように見える。ただ、本人が再発を恐れていることは、雰囲気からも強く伝わってくるだけに、やはりファンやメディアにその姿を見せることは避けたかったのでしょうね」(ジャニーズに近い関係者)
また、一部では“2人の不仲”とウワサされ、ファンが必死に否定している様子も見られるが、「両者は良くも悪くもビジネスパートナーのような関係になっていて、『仲は良くもないけど悪くもない』といったところ。引退と退所が同時に発表される形になったのは、片方だけを先に発表することで、もう一方が悪者に見えてしまわないように、という配慮なのでは」(同)という。
なお、ジャニーズは、各メディアに対して、滝沢の「引退」だけでなく今井の「退所」についても、「同じように大きく取り上げてほしいと依頼していた」(前出・情報番組スタッフ)という。
「去る者には冷たいジャニーズですが、今井に対しては温情もあるのか、滝沢と“報道の差”をつけすぎないでほしいと漏らしていたそう。
どんな説明を受けようとも、突然「解散」「引退」「退所」を突きつけられたファンの心の傷が癒えることはないだろう。いつの日か2人が、心の内を明かしてくれる日がくることを祈りたい。