ダイソー、ニトリを活用！　スペースがなくても大丈夫、「トイレ収納」を極める5つのコツ

「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか？ 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します！

■今週の相談者＞＞＞M・Kさん（34歳）神奈川県在住

「生活感を出さずに、トイレットペーパーを手が届く範囲に置きたい！」

［お悩みの全体写真］備え付けの棚に手が届かない

　トイレ収納についての悩みです。トイレの棚が高く、踏み台がないと出し入れできません。いちいち踏み台を用意するのも使い勝手が悪いため、トイレットペーパーは手洗い場に置いています。

　棚に置いている、掃除道具と生理用品に手が届かなくて面倒です。踏み台が無くても、サッと取れるようにしたいです。できれば、生活感を出すグッズを避けて、シンプルなトイレを維持したいです。

【伊藤まきの回答】 空間に凹凸さえあれば、収納が可能です。

　「トイレットペーパーを手が届く範囲に置きたい」というお悩みを、神奈川県在住のM・Kさんから受け取りました。

　トイレに収納がない問題は、以前「突っ張り棚」を使って解決していますが、今回は、生活感が出やすい突っ張りグッズを使わない方法でお答えします。写真をよく見ると、タオルバーと小窓がありました。空間の中に凹凸があれば収納力アップは可能です。

突っ張り棚を使わない「トイレットペーパー収納」5パターン

　トイレットペーパーを収納するグッズは、たくさんあります。前回ご紹介した突っ張りグッズのほか、床に直接置く「置き型」もたくさんありますが、掃除をするときにどかす手間があるので選択から外しています。

［1］毎日使う「トイレットペーパー」の基本を変える！

　かさばるトイレットペーパーの補充回数を減らすことから考えます。通常は、25Mですが「3倍巻」だと75Mとなります。つまり、取り替える頻度を減らすという考えです。買い物のときにかさばる、収納スペースを奪うという理由からも、コンパクト型を選ぶ人が増えています。

　次に、生活用品のストックは「使うときのことを考えて収納する」が鉄則です。袋から出しておくだけで、必要なときのストレスを軽くします。

　手が届かない場所にモノを収納する場合、ジッパー付きの布製の収納ボックスが最適です。筆者宅のトイレも棚に手が届きません。そこで、ダイソーのフタ付収納ボックス・大（300円／税抜）のハンドルに棒を通して、出し入れしています。小サイズ（16×28×20cm）もあるので、生理用品の出し入れも可能です。落下しても安心なモノなら、このように収納できます。

　生活感を排除するという点において、トイレットペーパーの存在を目隠しするのもちょっとしたヒントです。面倒かもしれませんが、気持ちよく暮らすひと手間かもしれません。

　手洗い場の脇に積んだトイレットペーパーを目隠しするなら、セリアの新聞ストッカーやペーパーストレージもオススメです。上段のストックと手洗い場脇のストックに分けて、回転していくと良いですね。ほか、ショッパーでも良いです。捨てられないブランドの紙袋などは、このような使い方をオススメしています。

　「タオルバー」さえあれば、収納力がアップできます。例えば写真のように、S字フックにバスケットを吊るすことができます。巾着袋やタオルもS字フックで吊るせます。ちょっと、予算をかけてステンレス製のワイヤーバスケットを使えば、オシャレ度もアップします。また、「タオルバーシェルフ」という商品も多数あります。

［4］賃貸でもOK！ ホッチキスで止める「ウォールシェルフ」

　「壁に穴を開けたくない」というニーズに答え、ホッチキスで付けられる「ウォールシェルフ」が人気です。

　筆者の家も、Mさんと同じく棚上に手が届きません。そこで使えるのが、イケアのクリップオンバスケット（299円／税込／ライター調べ）です。イケアをオススメするポイントは連結できることです。白で統一すれば、スッキリを維持した収納棚になると思います。

【まとめ】
Mさん、お好みの収納法は見つかりましたか？　突っ張りグッズに頼らなくても、凹凸さえあれば収納ができます。また、「3倍巻き」トイレットペーパーのコスパも大差ないのでオススメです。ほかにも、ドア（凸）があれば「ドアフック」を使って収納棚ができます。窓枠（凹）があれば、DIYで作るミニラックもできますよ。

――「お片付けSOS相談」は次回、4月29日（月）に更新！

＜プロフィール＞
伊藤まき（ito maki）
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感！　貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
＜Instagramはこちらから＞

☆☆☆収納のお悩み［何歳でもOK！お住まいどこでもOK！］大募集！☆☆☆

片付けのちょっとした“お悩み”に、収納ライターの伊藤まきさんが、目からウロコの解決方法を提案します！ アナタの部屋の「困っている場所」の写真を撮って「お悩み詳細」のコメントを添えて、下記よりご応募ください。

★応募フォームはこちら★