2020年1月期のドラマが続々と放送を開始しているが、1月9日にスタートした『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)をはじめ、今シーズンは複数の局で“医療ドラマ”が放送される。
「11日からは『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)が始まり、14日には『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)、続いて17日に『病室で念仏を唱えないでください』(同)が初回放送を迎えます。
医療ドラマは“安定”したジャンルと思われている分、コケると業界内外の期待を大きく裏切ってしまうことになる。例えば、16年10月期に放送された『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)も“不発”だった。
「同ドラマは、吉田羊が主演を務めた医療ミステリーで、初回視聴率が8.8%を記録後、1ケタ台を推移し、全話平均視聴率8.1%でひっそりと幕を下ろしました。吉田のほか相武紗季に吉岡里帆、戸次重幸、 高橋克典、笛木優子、伊藤蘭など豪華キャストが勢ぞろいしていたものの、ネット上には『そもそも吉田が主役って微妙』『吉田が主演ってどうなの? と思いつつ見てみたけど、やっぱり違和感』といった声が続出。ちなみに吉田は同年4月にHey!Say!JUMP・中島裕翔との熱愛報道で世間を騒がせており、少なからず一部ジャニーズファンの反感を買った影響もあったかもしれません」(テレビ局関係者)
17年に芸能界から引退した堀北真希が、15年1月期に主演した『まっしろ』(TBS系)も大コケした医療ドラマの1つ。
「初回視聴率から7.9%と厳しく、第3話以降は4週連続で5%台を記録。その際、番組の公式Twitterでプロデューサーが『今更、言うまでもないことですが、結果において、すべての責任は僕にあります。堀北さんのファンの方に悔しい思いをさせてしまったことについても、率直にお詫びしなければなりません。申し訳ありません。』と謝罪ツイートしたことも話題になりました。
また、同ドラマにはヒールやミニスカート着用の看護師が登場していたことなどから、ネット上で「看護師の仕事をなめてんのか」「髪形も何もかも不衛生。これで内容が面白いならまだしも、まったく笑えなかった」という批判も多く、全話平均視聴率は5.8%となった。
「関ジャニ∞・大倉忠義が主演で、14年1月期に放送された、災害派遣医療チーム(DMAT)の活躍を描いたドラマ『Dr.DMAT』(同)も期待外れの成績でした。当時、同時間帯にテレビ朝日系で天海祐希主演『緊急取調室』のファーストシーズンが放送されており、初回放送日も重なっていたんですが、『緊急取調室』が12.5%の好発進を遂げたのに対し、『Dr.DMAT』は7.9%でスタート。以降、常に2ケタを獲得し続けた天海のウラで、大倉はその半分以下の数字しか取れない週もあり、ネットユーザーからは『放送枠に問題があった』『天海さんには勝てない』という同情の声が寄せられることに。一方、『放送枠とか関係なく、大倉の演技がひどい』『主演に問題あり』といった指摘も少なくありませんでした」(同)
結局、『Dr.DMAT』は全話平均視聴率6.9%で終了した。