![ヨーロッパの若い女性がISに渡ろうとする理由とその末路 [橘玲の世界投資見聞録]](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FDiamond%252FDiamond_143508_1.png,zoom=600,quality=70,type=jpg)
イラク内のISの中心都市モースルなどからの難民キャンプを管理しているイラク軍関係者が、IS戦闘員の妻や子どもら約1300人のなかに「日本や韓国などから来た人」が含まれていると述べたことが報じられ、国内でも波紋を広げた(その後、日本政府が事実関係を問い合わせたところ、「現在までの間に戦闘員家族の中に日本人が含まれている事実はない」との回答があった)。
これまで、ISに多数の外国人戦闘員が参加しており、そのなかにはアラブ系だけでなくヨーロッパ系(白人)の若者も加わっていることがわかっている。
[参考記事]
●IS(イスラム国)に潜入したドイツ人ジャーナリストが見た衝撃の内実とは?
だがメディアに登場するのは若い男性ばかりで、外国人女性の存在は謎に包まれていた。彼女たちはなぜ、生命をかけてまでISの支配地域に渡ろうとするのだろうか。
ISには明らかに人種による選別がある サーミー・ムバイヤドはダマスカス生まれのシリア人で、レバノンのベイルート・アメリカン大学で学び、イギリスのエクセター大学で博士号を取得したあと、中東情勢を専門とするシンクタンクや国内外のメディアで執筆活動を行なってきた。そのムバイヤドが書いた