アイドルの聖地、石丸電気SOFT1閉鎖でアキバに衝撃
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4月いっぱいで閉鎖される石丸電気SOFT1。アイドルの聖地が消えるショックは大きい。


　東京・秋葉原にある石丸電気SOFT1（以下SOFT1）は、CDやDVD、アニメグッズ関連を扱う大型店舗だ。しかし、アイドル好きにとっては、単なるCD・DVDショップ以上の場所だ。なぜなら、SOFT1にはイベントスペースが併設されており、ここに数多くのアイドルが訪れてキャンペーンを行ってきたからだ。

　SOFT1のイベントスペースは、300～400人収容と広く、立地条件もいいことからアイドルのイベントが開かれることが多かった。今、テレビや雑誌を賑わせているアイドル、グラビアアイドル、声優の多くが、このSOFT1でイベントを行ってきた。

　SOFT1でイベントを行ってきた主なアイドルは、水樹奈々や氷川きよし、長澤まさみ、上戸彩、宮崎あおい、井上真央、中川翔子、眞鍋かをり、小倉優子、ほしのあき、Perfume、南明菜、など枚挙にいとまがない。特に新人アイドルは必ずといっていいほどイベントを行ってきたことから、「アイドルの登竜門」と呼ばれることもある。

　このSOFT1が、4月いっぱいで閉鎖してしまう。近隣にある「石丸電気SOFT2」と扱っている商品が似ているため、SOFT2に集約される形となった。

　もうひとつ、閉鎖の理由として、昨年起きた秋葉原無差別殺傷事件の影響もあるようだ。この事件により、秋葉原の名物であった歩行者天国がなくなり、休日の人出がかなり減少した。SOFT1で開催されるイベント集客にはそれほど影響はないようだが、店舗売り上げとしては打撃である。


　今後は、SOFT2のイベントスペースがアキバの新たな聖地となるが、SOFT1がなくなることにショックを受けるファンやアイドル関係者は多いようだ。秋葉原の「アイドル文化」の火を消さないために、SOFT2にはこれまで以上にファンと業界から期待がかかる。

（三浦一紀）


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