就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、すでに10万人以上の登録がある2021年卒の学生ユーザーがOpenWorkでどんな企業に注目し、企業研究を行っているのかを調査。これまで発表されてきた人気企業ランキングではわからない、学生が社員クチコミを「実際に調べている」企業を明らかにしました。
今回はその中から、21年卒の理系学生が注目している企業をランキング形式で紹介します。
※OpenWorkを利用する2021年卒の学生ユーザー10万7237人(2020年2月6日時点)に限定し、検索された数の多い企業を集計。今回はその中から、理系学生3万8875人に検索された数の多い企業をランキングにしている。
1位ソニー、2位NTTデータ理系学生が選ぶ就職注目企業ランキング
「理系学生が選ぶ、就職注目企業ランキング」1位に選ばれたのは、ソニーです。2位は、エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)、3位には日立製作所がランクインしました。
理系学生が選ぶ注目企業はメーカー、IT企業が多い傾向に
今回のランキングでは、これまで紹介してきた、男子学生、女子学生、文系学生のランキングと比較しても、メーカーが数多くランクインしています。
そのほか、NTTデータや日本アイ・ビー・エム(12位)、SCSK(20位)がランクインしていることから、IT業界に関心のある学生も少なくないことがわかります。
では実際に、理系学生に注目されている企業にはどういった働きがいや成長環境があるのか、新卒入社した社員のクチコミから見ていきましょう。
1位 ソニーの社員クチコミ
「技術レベルも高く自ら主体的に動ける人は、若いうちから多くのチャンスを得ることができ、海外赴任や重要なポジションを任せられることも多い。
2位 NTTデータの社員クチコミ
「平均年齢が若いこともあり、早い段階からリーダーの役割を任されることが多いです。小規模システムであれば入社2~3年目でチームリーダー層となり、経験を積むことができます。また、社内公募やNTTグループ内公募の制度もあるため、やる気次第でキャリアアップを図ることができます」(SE、女性、NTTデータ)
3位 日立製作所の社員クチコミ
「若手は入社後すぐに大きなプロジェクトを任されることが多くやり甲斐を感じる。一方でプレッシャーも大きいためセルフコントロールが重要となる。また、良くも悪くも個人主義な雰囲気の職場であるため、自分で率先して行動する癖が身につく。若手は積極的に海外の学会や展示会に行かせて貰えるため、語学スキルなどの面で成長の機会は多い」(研究開発、男性)
今回は理系学生に注目されている3社の社員クチコミを紹介しました。理系では、学生時代の研究領域を生かして就職活動を行う学生が多いといえます。自分の知識やスキルが生かせて、さらに成長できる企業なのか。理系学生は、社員クチコミなどからもそれを見定めているのかもしれません。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)