ブックオフグループホールディングス株式会社が、2019年3月末の株主を対象に贈呈した「株主優待お買い物券」の有効期限を延長することを、2020年5月11日に発表した。

 ブックオフグループホールディングスの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて、自社グループ店舗(国内のBOOKOFF、BOOKOFF SUPER BAZAAR、BOOKOFF PLUS、B・KIDS、B・SPORTS、B・STYLE、BINGOの各店舗)で利用できる『株主優待お買い物券』を贈呈」というもの。

 今回の発表によると、新型コロナウイルスの感染拡大によって、「株主優待お買い物券」の利用機会が減少していることから、2019年3月末の株主に贈呈した「株主優待お買い物券」の有効期限を6カ月延長するとのこと。具体的には当初の有効期限「2020年6月末」から「2020年12月末」まで延長される。

 ブックオフグループホールディングス以外にも、新型コロナウイルスの影響で「優待券」などの有効期限を延長する企業が増加している。特に、外食系やレジャー系、交通系の企業は、相次いで有効期限の延長を発表しているので、注意して情報収集をしておこう。
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ブックオフグループホールディングスの
株主優待制度の詳細と利回りは? ■ブックオフグループホールディングスの株主優待制度の詳細 基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容 3月末 100株以上 3年未満 株主優待お買い物券2000円分 3年以上 株主優待お買い物券2500円分 200株以上 3年未満 株主優待お買い物券3000円分 3年以上 株主優待お買い物券4000円分 500株以上 3年未満 株主優待お買い物券5000円分 3年以上 株主優待お買い物券7500円分

 ブックオフグループホールディングスの2020年5月12日時点の株価(終値)は811円なので、株主優待利回りを計算すると以下のようになる。

(100株・3年未満保有の場合)
 投資金額:100株×811円=8万1100円
 優待品:株主優待お買い物券2000円分
 株主優待利回り=2000円÷8万1100円×100=2.46%

(200株・3年未満保有の場合)
 投資金額:200株×811円=16万2200円
 優待品:株主優待お買い物券3000円分
 株主優待利回り=3000円÷16万2200円×100=1.84%

(500株・3年未満保有の場合)
 投資金額:500株×811円=40万5500円
 優待品:株主優待お買い物券5000円分
 株主優待利回り=5000円÷40万5500円×100=1.23%

 ブックオフグループホールディングスの株主優待は、自社のグループ店舗で利用できる「株主優待お買い物券」。ネット上の「ブックオフオンライン」などでは利用できないため、新型コロナウイルスの感染拡大により、なかなか店舗に足を運べずにいた株主にとって、今回の有効期限の延長は朗報だろう。
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 ブックオフグループホールディングスは、中古本やCD、DVD、ゲーム、アパレル、貴金属など、幅広いリユース事業を手掛ける企業。2020年2月13日時点で発表している2020年3月期の連結業績予想は、売上高840億円(前期比4.0%増)、営業利益14億円(前期比9.7%減)、経常利益19億円(前前期比10.4%減)、当期純利益9億円(前期比58.6%減)。

■ブックオフグループホールディングス業種コード市場権利確定月小売業9278東証1部3月末株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り811円100株8万1100円2.22%※株価などのデータは2020年5月12日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
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