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ダイセルは、2020年3月期の配当が前期比2円の「増配」となる「1株あたり34円」に確定したことを、2020年5月27日の13時30分に発表した。これにより、ダイセルは26期連続の”非減配”を達成したことになり、配当利回り(実績)は3.40%となった。
ダイセルの2020年3月期の配当は、中間配当(9月)が「普通配当16円」、期末配当(3月)が「普通配当16円+記念配当2円=18円」、合計の年間配当額は「1株あたり34円」で確定した。これにより、配当利回り(実績)は3.40%となった。なお、「2円」の記念配当は「創立100周年記念配当」である。
また、ダイセルの2019年3月期の配当は「1株あたり32円」だったので、前期比では「2円」の増配となるとともに、26期連続の”非減配”を達成した。
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ダイセルは2021年3月期の業績予想を、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を織り込んだうえで「減収・営業減益」としているが、配当予想は「未定」としている。
(予想)
ダイセルは1995年3月期から一度も「減配」をせず、配当を維持もしくは増配しており、2020年3月期で26期連続の”非減配”を達成した。連続増配ではないものの、”非減配”期間が26期という安定配当は注目に値する。
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また、2013年3月期からは増配傾向が強まっており、配当額の伸び具合も確認しておきたい。増配傾向が強まる直前の2012年3月期から2020年3月期までの8年間で、ダイセルの年間配当額は「1株あたり10円」から「1株あたり34円」まで、3.4倍に増加している。
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ダイセルの2020年5月27日時点の株価(終値)は1000円なので、配当利回り(実績)は以下のようになる。
【※ダイセルの配当利回り】
株価:1000円
年間配当額:中間16円+期末18円=34円
配当利回り=34円÷1000円×100=3.40%
ダイセルの配当利回り(実績)は3.40%。2020年4月の東証1部の平均利回りは2.28%(配当実施企業のみ)なので、ダイセルの配当利回りは「高め」と言える。なお、ダイセルは株主優待を実施していない。
ダイセルは大手の化学メーカー。セルロース、有機合成、キラル分離、合成樹脂、火工品をコア技術としている。
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