日本エアーテックは2020年12月期の配当予想を、普通配当が「22円」、新工場と本社新社屋の竣工を記念した記念配当が「8円」、合計の年間配当額を「1株あたり30円」に修正すると発表した。なお、日本エアーテックは例年、期末配当による年1回の配当を実施しており、中間配当は実施していない。
年間配当額の前回予想は普通配当のみの「1株あたり22円」だったので、記念配当の実施によって前回予想から「8円」の増配となる。今回の増配発表により、日本エアーテックの配当利回り(予想)は1.18%⇒1.61%にアップした。
また、日本エアーテックの2019年12月期の配当は「1株あたり22円」だったので、前期比でも「8円」の増配となる。
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日本エアーテックは今回、記念配当の実施とともに業績予想の修正(前回予想比で「増収・増益」)も発表しているが、普通配当は前回予想の「1株あたり22円」に据え置いている。
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なお、記念配当の実施および業績予想の修正が発表されたことを受けて、日本エアーテックはの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2020年11月9日)の終値1859円より171円も高い2030円(+9.19%)を記録しており、明日の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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(予想)
日本エアーテックは2019年12月期にも「増配」をしているため、2020年12月期の予想配当「1株あたり30円」が予想通り実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。ただし、2020年12月期の普通配当は「1株あたり22円」の予想なので、「1株あたり8円」の記念配当がなければ前期比で「横ばい」となっていた点には注意が必要だろう。
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また、日本エアーテックの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、日本エアーテックの株価は2018年12月の終値574円から本日(2020年11月9日)の終値1859円まで、3.2倍に上昇している。なお、日本エアーテックは2020年11月6日に年初来高値1874円を記録している。
■日本エアーテック(6291)の株価チャート/月足・10年
日本エアーテックの配当利回りは?日本エアーテックの2020年11月9日時点の株価(終値)は1859円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※日本エアーテックの配当利回り】
株価:1859円
年間配当額:30円
配当利回り:30円÷1859円×100=1.61%
日本エアーテックの配当利回りは1.61%。
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日本エアーテックは、日本で唯一のクリーンエアーシステム専門メーカー。日本国内に14拠点、国外に8拠点の営業所や工場を持ち、電子・精密機器や半導体・液晶、バイオなど様々な業種に対応できる体制を整備している。2020年12月期(通期)の業績予想は、売上高7.7%増、営業利益134.4%増、経常利益100.0%増、当期純利益104.9%増と好調(すべて前期比)。
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